詩No.87「振り子」
ぼくたちは煌びやかな青を生きてきて
まるで何もかもが消えてしまえばいいと
そう思ったんだよ
感情はニュアンス
生きたいも死にたいも
所詮気分的 ファッションの一部
ぼくたちは何処を歩いていて
まるで何を観てきたと言うんだろうって
そう思ったんだよ
理性もニュアンス
善し悪しが分からないうちに
やったもん勝ちだって言う
そのスタイルがぼくは気に入らないんだ
また止まった
尊び敬い憧れたのに
一直線に奔った球体のぼくたちに延びた
糸が絡まったんだろうか
知らないうちに何かとぶつかって
意図しない方向に物事が進んで
知らないうちに何かを恨んで
大好きだったあなた達は
ああ 何処に消えたのだろうか
喜んだ分だけ哀しみがやってきて
愛した分だけ裏切られる
収まってきた心の揺れまで
誤魔化すつもりなんだろうか
それならいっそ
まるで何もかもが消えてしまえばいいと
そう思ったんだよ
ぼくは「」
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