34.味気ない日々、机の上の空と鼓動
きっと君は言うだろう
「自分が生きる道は自分で創ってきた
そんな顔してんじゃないよ」って
見えなくなるまで引きちぎった過去は
いつかの夏休みに
棄ててきてしまったらよかったのに
中休みの中 羽根休め
世間一般に中指立てて中弛み
情緒不安定で片付けた
青い春はもう遣い切ったよ
想像以上に小さな世界で
みんな何になりたいんだっけ
コンナヨノタメヒトノタメ
それとも見栄張る自分のため
机の上のまだ何も描いていない紙切れに
ペンと心臓は置いてきたよ
滲む血で机目一杯に空を描こう
開けっ放しの窓から
外気が干渉してくる
そんな味気ない日々
机の上の空と鼓動