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こゆび

ゆびきりげんまん……
約束事をする時に 子供の頃に歌った歌

その昔
女が 好きになった男に  自分の分身として
髪を送り付けていたのが
どんどんとエスカレートして
自分の小指を送るようになったとか
もちろん  結婚の約束をした男に

送られた男は……

子供の頃はただの約束事の歌だと思ってた
もちろんそんな約束もすぐに破られる

明日学校帰りに遊ぼうねって
指切りしても  次の日になったら
お互いに違う相手と遊ぶ約束をしていたり

大人になってからは
もちろん約束破ったらとんでもない事になるわけで
慎重に考えて予定を確認して

もちろん 急な仕事や体調不良は仕方なしとしても

相手の気持ちを考えると
申し訳なさで しばらく笑うことさへ許されない
気持ちになる

自分の手を見ながら
小指の存在価値をたまに考えるんだよね

パソコンするときも私小指使わないし
楽器を奏でる時には必要だとしても
楽器してなかったら……小指って……

そんなに必要じゃないんじゃないかって

でも違うんだね
運命の赤い糸もこ指どうしだった気がする
約束の時は指切りげんまんは小指でするし
いちばん重要な人生の役割を果たしてるんだなって
気がついた

わたしの小指  どこに繋がってるのかなこの糸
皆さんの糸は?

手繰り寄せて つかみとりたい
いつか掴めるかな

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kotokoto
頂いたチップで 沢山の素敵な本に出会って 自分の思想を鍛えたいと思います そして素敵な本をみんなに紹介出来たらいいなと思っ