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2024年12月4日(水)「漁師料理(?)・しょっつる鍋」

今日の豊田は晴れ。
朝方の最低気温は7℃弱、日中の最高気温は15℃少々。今日はチョット風が強く吹いてましたので、体感気温はもうチョット下なカンジに思えましたかな。さて、

昨日は「有害鳥獣・熊肉に関するウンチク話」についてお届けしましたが、本日は「漁師料理(?)・しょっつる鍋」について書いて行きたいと思います(冒頭写真はコチラから拝借しました)。

しょっつる鍋。
秋田の郷土料理ですね(アレ?漁師料理じゃないの??(笑))。
毎年、この時季になると秋田の海岸部(要は日本海側ですね)には、産卵の為にハタハタが押し寄せて来るのだそうです。ハタハタは秋田県の県魚でもあり、毎年11月になって雷が鳴るようになると接岸して来て沢山獲れるようになるので、漢字で書けばサカナ扁に雷と書いたり(ハタハタと言うコトバ自体が昔の雷の擬音なのだとか)、サカナ扁に神と書いたり(カラダの模様が富士山に似てメデタイから神??)。また、別名としてはカミナリウオ等とも呼ばれたりして、兎に角とっても有り難いおサカナなのであります。

そのハタハタに塩を入れて醗酵させて造るのが、秋田(イヤ、日本)を代表してて三大魚醤の一つとも言われている「しょっつる」ですね。しょっつるについては以前ご紹介しており、ココでの詳解は重複するのでヤメときます。

で、味噌やら酒やらみりん、昆布等に加えてそのしょっつるを出汁として鍋のベースとし、更にはしょっつるの原料魚でもあるハタハタ自体に、各種野菜、豆腐等を入れて作るのが秋田名物のしょっつる鍋、と言うコトです。
え?きりたんぽは入れないのかって??
そう、きりたんぽは同じ秋田の郷土料理ではあるものの、主として大館・鹿角辺りの内陸部のモノであって、きりたんぽ鍋に関して言えば、その出汁は比内地鶏で取るので、しょっつるは使わないんですよね。まぁ、しょっつるに鍋の具材?としてきりたんぽ入れるのは全然構わないとは思うのですが(笑)。ただ、一応別物であるコトはご認識しておいて戴ければ、と(実は、自分もしょっつるにもきりたんぽ入れるのが当然と思ってました…)。

まぁ、ベースに使うしょっつると具材のハタハタを使うコト以外は、ある意味至ってフツーの鍋物とも言えますが(ソレを言っちゃあ身も蓋もありませんが)、ソレはさて置き。

でも、こう言う地方の特徴満載の鍋モノってのはナンだか良いですよねぇ。素朴さ、地場の食材の美味さ、バックに控えるストーリー(ウンチク?)、に加えて実際に食ってみての美味さ体験。こう言うの、エエですよねぇ、しみじみ。こう言うモノを出して行きたいですね。

今日は短め、あんあり大した情報有りませんでしたが、ご容赦のホドを。
明日は「醗酵飲料(?)・ノンアルコール飲料」についてお届けしたいと思います。

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