【読書レビュー】「流浪の月」その愛は、真実か幻か
本屋大賞 受賞作 「 流浪の月 」を
ほぼネタバレ無しで語ります
(全く情報なしで本を読みたい方は
以下を読まない方がいいわ👩)
✳︎
◾︎ちょっとだけあらすじ
誰よりも優しい父
誰よりも自由な母
娘の「更紗」は
そんな2人との甘い生活が
いつまでも続くと思っていた
しかし、
ある事件に遭遇することで
生活は一変する
被害者としての生き様
加害者としての生き様
その2つが交錯するときに
生まれるのは、「愛」か「幻」か
◾︎まさやん's 感想(ネタバレ無し)
本書を読んだ後、なんともいえない
感情につつまれました
「愛するとはなにか」
「愛されることは幸せか」
「真実とはなにか」
「信じたいことはなにか」
「罪とはなにか」
「人はどこまで償えば許されるのか」
いろんな感情が交錯し
私はこう思いました
「そろそろ、寝よう」
(寝るんかい👩)
「だって、夜が明けてまう」
✳︎
小説って登場人物に「感情移入」できると
楽しめると思うのですが
本書の登場人物に対し、
私は1人も「共感」できる人はいませんでした
それでも、彼らを抱きしめたいような
不思議な気持ちにつつまれました
✳︎
私が経験してきた「世界」とは
この地球の70億分の1の「世界」に
すぎなくて
人の数だけ「世界」がある
人の数だけ「常識」がある
人の数だけ「正義」がある
そんな当たり前のことを
考えさせられました
✳︎
最近よく思うのです
「器がちっちぇな」と
自分が「常識」だと思っていることと
異なる「行動」をとっている人や
「考え方」をする人がいると
少しだけイラっとしてしまう自分がいます
もちろんいい大人なので
顔色一つかえずに受け流します
でも、「常識」なんて私だけのものであり
例えばパプアニューギニアに行ったら
私の「常識」なんて一つも通用しないでしょう
(パプアどこからでてきたん👩)
✳︎
まあでも
「私って器がちっちぇな」と
まずは気づくことから
成長は始まるのでしょう
いろんな私にとっての「非常識」を
笑って受け入れられる
そんな器の大きい人に
私はなろう
そのために、本を読んだり、旅をしたり、
たくさんの「常識」を拾い集めにいこう☺︎
大航海のはじまりだ!
✳︎
そう決意したすえに私は
こう、つぶやきました
「そろそろ、寝よう」
(結局、寝るんかい👩)
◾︎さいごに
「流浪の月」
読んだ人と語り合いたくなる一冊でした
本屋大賞侮るなかれ😁
読んでいただき
ありがとうございました!