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0から学ぶ『ブランド価値と投資額』【大阪登壇内容抜粋】その1

概ね初大阪で2日連続で登壇させていただき、今まで一番好評をいただけました!(来場者の6割がその場でnoteをフォローしてくれるという、、、すごい!)ひとえに、温かく迎えてくれた方々、準備を手伝ってくれた方のおかげであります。ありがとうございます!

ここまで国内外に多様な顧客、状態に合わせて提供していたデータが、ようやく一つのプレゼンテーションとして円をなしつつあるな感覚も資料を作りながら感じました。
(ただし私が長い時間をかけたとはいえ、国内に他にあまりここを研究している人がいないので、間違っているところ、客観性に欠けると思われるところもあるかと思います。議論していただけるようならご連絡くださいませ)

今回は現場で話したことの要点だけをお話ししたいと思います。
イベントは、今は開かれている時代で、(シェアできるものは)コンテンツはシェアします。
現場では、資料を超えた情報、個別質問、ネットワーキングに価値があるという感じでしょうか。

下記は、登壇資料の目次です。(約70分で、140P)
今回はその約1/3を書きます。
※ここまでnoteにまばらに書いた内容がまとまってコンテンツが含まれている部分もあります。
過去読んだことがある方は、そのパーツが全体の中でどこでどのように使われているのかを見ていただけるとこの記事の価値が出るかもしれません。
・ブランドの価値を数字でわかりやすく表現(定量的価値)
 ∟googleはブランド30兆円。その測り方、価値の内訳は?
・ブランドの機能以外の価値(定性的価値)
 ∟ペプシパラドックス。ブランド力が脳を書き換える
・世界と日本のブランド価値の測り方と投資額と投資法
 ∟上海時代に有名ブランドのローカライズをどのように成功させたか
 ∟自社のブランド価値限界値、投資限界値とオススメの投資戦略
・海外のトップユニコーンはなぜ選ばれるのか?
 ∟なぜbird、Airbnb、weworkに金が集まるのか
 ∟企業価値を超える期待を集める環境と要因 
・ブランディングの国内外事例紹介
 ∟国内外でコンパクトに成功している事例と実績数値
・ブランディングの実績紹介
 ∟石坂が実際に過去国内外で行なった事例
残念ながら出しにくい情報を多分に含むのが、私の資料なので、あくまでも要点のシェアになります。
どこかでイベントに参加いただくか、会うことがあれば、聞いてください。

これらは初心者向けであり、ブランディングをやらないと小さいものは勝てないという私の個人的な思想を書いています
ブランディングをやらなくても、ヒト、金、モノ、データ、求心力などで、世界で勝てる自信があるのであれば、自動的に不要な情報となります。

ブランドの価値を数字でわかりやすく表現(定量的価値)

ブランドは様々な人が多様なシーンで使っています。結局何が何だかわかりません。立場が違う意見をを合わせるのもまた無理でしょう。

では、『結局いくらなのか?』
そのゴールがわかれば、検討のしようもあると考え、まずは簡単にブランドの価値を説明しています。

指標は多くの会社が作っています。そのため多少のばらつきがありますが、概ね世界トップは、30兆円ほどの価値とされています。企業価値を100兆とした時に概ね3割が、企業価値であると考えられているわけです。
正確度・公平性はさておき、世界的に有名な指標は、『Brand Valuation』でISOに認められているものであります。

では、『どう測っている?』
Brand Valuationと実は日本にもあったブランド計測指標を比べてみましょう

いきなり躓いてしまったように思います。世界に認められている指標が万人にはあまり使いやすいものではないようです。一方、日本は10年遅れて、国が中心となり作りました。比較的シンプルに売上とその安定性にフォーカスしています。計算式は公開されています。が、ほとんど誰も利用せずその情報も知られることはあまりないのかもしれません。

ここまでの計算式がブランドの全てだとすると『よくわからないもの』または『売れてるかどうかだけ見るもの』とされてしまいます。
ここは、多少な指標の意見が概ね一致している世界的な企業価値からブランド価値の中身を考えて見ましょう

『ブランド価値の貢献・中身は?』
ある程度会社が大きくなるとお金を使う領域は似てきます。
主に『マーケティング関連費用』、『人件関連費用』です。

例えば、30兆の価値を説明するには、人材関連費用とマーケティング関連費用の最適化となります。例えばgoogleなどは世界的に外部のヘッドハンターをあまり使っていないです。

皆さんの会社は、外部の人材サービス、ヘッドハンターを使わずに勝手に世界的人材が雇ってくださいとお願いに来るでしょうか?
また、
新作発表会が日本時間の深夜であっても寝ないで世界中の人が待っており、発表された内容をすぐに母国語に翻訳して、ブログなどにアップしてくれるファンはいますか?

『いない』場合、これを達成するために金を払い始めたらいくらかかるでしょうか?
おそらく少しでも人事や広告に絡んでいる人なら、どれだけ莫大かは想像できるかと思います。特に人材に関しては、世界的企業に入っても頭のいい人々は新たな冒険・好奇心を抑えられず辞めます。その度に、ブランド力の恩恵を受けることになります。

まとめ

ブランド世界一は、30兆程度価値と言われる。
計測方法は存在するが、明確でない、調べようと思うとそれ自体に大変な金額がかかる。
ブランドは商品を売るためのマークでなく、人材関連費、広告関連費などの最適化に効果を出す。
それらは、会社のスケールによって比例するため、大きな会社ほど恩恵を受ける

では、
次回は、日本企業のブランド価値の計測と投資限界額と投資法
みたいなことになるかと思います。:)