関わりしろは、与えられるものではなく、示すもの
塩尻の人事部 Advent Calendar 2024 1日目の記事です。
塩尻の人事部アドベントカレンダーは、塩尻の人事部関係メンバーによる12/1から12/25までの日替わりブログイベントです。記事テーマは、塩尻が関係していればなんでもOK。今年のふりかえり、取り組んだことやその後についてなど。
なぜ塩尻の人事部 アドベントカレンダーをつくったのか?
ブログイベントのアドベントカレンダーは、IT業界の風物詩で特にエンジニア中心に、技術ごと企業ごとにアドベントカレンダーが作成されています。目的やコミュニティや企業に、カレンダー主催者により異なりますが、メンバーが主役になれるコミュニティイベントとして、年末のふりかえりとして、技術広報として扱われていると思います。
塩尻の人事部に関わり最近考えていることは、塩尻の人に塩尻の人事部のことをもっと知ってもらう必要があるということ。塩尻の人事部の取り組みを知っていれば、取り組みを選択肢に入れることができる。塩尻の人事部に共感してもらえたら、塩尻の人事部の仲間が増える。あと単純に塩尻の人事部に関わっている人はおもしろい人が多いので、その考えや取り組みに触れてもらいたいし、ぼくも身の回りの人の記事が読みたい。
そんなことを考えて塩尻の人事部 アドベントカレンダーをつくってみました。
「関わりしろは、与えられるものではなく、示すもの」
この考えは塩尻市と東京の二拠点生活を始めて、3ヶ月経過したときにふと頭に浮かんだもの。「関わりしろ」は、地方の関係人口に関する用語として使われているもので、関わりの余白や可能性を指す言葉として使われている。
ある日のスナバ(塩尻市)滞在中に、スナバスタッフから「学生向けワークショップについて相談したいのですが」と声をかけられる。そして別の日にもスナバで「塩尻DAOで対面ワークショップをお願いできませんか」と、別の人から声をかけられる。
なぜこんなにワークショップの相談が続くのだろう?
直近の自分の行動を振り返っていて、2つほど心当たりが見つかる。
スナバのプラグイベントで、自己紹介がてらワークショップをしていた
シビック・イノベーション拠点スナバでは、会員登録をすると「いつ自己紹介のプラグイベントをやりますか?」と、すぐにプラグイベントをする機会がつくられる。プラグイベントは、様々な人とのつながりから学びを得るイベント。
よくある自己紹介プラグイベントのイベントフレームでは、スライドを使った自己紹介が中心。スナバスタッフのベイビーさんが「ちょなんさんはイベントの場を自分で組み立てられるでしょうし、自分で場作りしてもらうと面白いかもしれませんね」と言ってくれて、自己紹介がてら自分の好きなアクティビティ(Creative AIKIDO、ブラインドトーク)を体験してもらうワークショップの場をつくっていた。
塩尻に毎月一週間滞在するようにしていて、塩尻滞在中は基本スナバで仕事をするようにしていた。加えておためしナガノ2024に採用いただく。
毎月一週間滞在していることが伝わってからは、お誘いの機会が増えた気がする。スナバにいる時間が増えたことで、ちょっとした雑談をする機会も増えた。おためしナガノに採用いただいたことで、半年以上は塩尻に滞在する移住候補の人間としても扱われるようになった気がする。
これらを踏まえて考えたときに、
「関わりしろは、与えられるものではなく、示すもの」なのではないか?という考えがふと頭に浮かんだ。
ワークショップの専門家であり、海外やアートなど様々な領域のアクティビティを知っていることが体験を通じて伝えられていると、ワークショップの相談をいただきやすい。
毎月一週間滞在でよく塩尻やスナバにいることで、声がかけやすく、取り組みにも巻き込みやすくなる。
スナバでやった ソーシャルイノベーションを学びほぐす読書会 は、Facebook上で「ソーシャルイノベーションレビューを使った読書会を企画しようかな」というつぶやきに、スナバメンバーが乗っかってくれて実現した。
ぶんちゃんと武蔵新城でご一緒した ソーシャルイノベーション・レビューの読書会 も、上記のつぶやきにぶんちゃんが反応してくれて実現した。ぶんちゃんの場合は以前ぼくのワークショップに参加いただいたことがあって、ワークショップの取り組みを知ってくれていたから、いつかご一緒してみたいと思ってくれていたそう。
最近の関わりしろへの参加と関わりしろづくり
en.toでMEGURUメンバーにAIR SPICEを使ってチキンカレーをつくったり。リスタのアブドゥルさんにスパイスを売ってもらって、坂勘でチキンカレーをつくったり。シオジリ_ストア 宮内さんにポークビンダルー教室をお願いしようかと企んだり。ワイン大学関係の方々とワイン会をご一緒したりと、好きな食の取り組みも少しずつ活動機会をつくっている。
三番町LIVEで接点ができた『きものやん』。支援者の藤原さんが「贄川や奈良井の方でもライブをしたいんだよね」と口にしてくれたもんだから、「贄川の関所亭でライブをやりたいですね」と話を切り出して、関所亭のりなりなや坂勘に相談してライブをすることに。合わせて坂勘のビール女子すぎちゃんに坂勘ビールをつくってもらうと働きかけるのだった。
Startup Weekendは、塩尻での2回目準備中に、12月の松本が決まるという急展開。サザンガクさんと関係をつくりつつ、松本のキーマンであるハンズを巻き込んで大学生参加の多い場となりそう。ぼくがいることでホーム感を感じてくれている人もいて嬉しい。長野市でも開催したいですね、とやりとりしているので実現できるといいな。
塩尻の人事部で取り組んでいる塩尻人事コミュニティについては、まずコミュニティイベントを続けることが大事。場があることでつながることができて、取り組みも継続していく。直近だとみんなで取り組むアイデアが決まったので、少しずつ取り組みを形にしていきたい。
最近は自分の持ち味であるセレンディピティや情報運も活性化していて、塩尻人事コミュニティに役立ちそうな他地域のナレッジに触れる機会が増えている。価値あるナレッジの流れをつくって、塩尻人事コミュニティの取り組みをもっと盛り上げていきたい。
塩尻の人事部 Advent Calendar 2024
塩尻の人事部アドベントカレンダーは、明日以降も続きます。おたのしみに。
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