秋も始まり、夕暮れも長く、夜の湿気が蒸し暑く刺さる。地球温暖化の影響か、随分と春秋は無くなってきましたが、ふと青山の並木道を歩いてみると、枯葉の粒が落ちていて、まだ転た寝した子供が居るような、そんな柔らかい気持ちで身を縮めて歩きます。 話変わりますが、予てより僕は言葉に意味を持たせるのが好きで、それも複数の意味を持たせます。それは言っている時にだけではなく、後から付け加えたり、減らしてみたり。話し言葉でも多様な色合いです。 それが時に思いの外良く見受けられたり、反して
こんばんは。NOTEをお使いの皆さん。 今夜はお休みなのでゆっくりと話します。そうですね、私の仕事の話でも如何でしょうか。 普通こういった話はある程度時間が経ってから話すものですが、とても言いたがりでして。それに近所の井戸端会議が好きなお嬢さんのように何でもかんでも話してしまうでしょうから敢えて先に話すことにしました。 私は、果物関係の仕事をしています。主に配送と商品管理。所謂青果市場の仲卸で働いています。BtoBです。会社の営業の方々が扱っている果物を指示通りに配送
今週の土曜日は彼女が新しい友達と会うらしい。揃って池袋に行く。 終電が間に合うだろうか、彼女は話している。それだけ盛り上がる予定なのだろう。僕は嫉妬する。 間に合わなかったらどうするのか?相手が男性なのもあって、不安が募り、覗きに行こうとでも考える。 それはないよ、と彼女は言うが本当だろうか。この疑いが逸か晴れたらいいのに。 そう思う中、彼女はそっと逃したら泊まろうかと言ってくる。 焦れったい。泊まってくれたらいいのに。 土曜は昼に掃除する。
初めまして。NOTEの皆さん。 マサヤ、23歳です。 東京で一人暮らしをしていて、果物関係の仕事をしています。といっても特段語れるものはありません。せいぜい今年はこのブランドが美味しいとかぐらい。 僕は世間でいうところ、Z世代に当たります。『若者』という言葉が似合っていて、反って面倒な重荷です。ネットが子供の時から身近にあって、友達がスマホを持ち出したのは小学生の時でした。所謂お金持ちの地域だったからでしょう。それを僕は羨ましく思って、手元にあったA4のコピー用紙