映画大好き:TENETを見てしまった。愛の物語大好き。
SFというのは、思考実験である。ヒトの普遍的な「心」を描く。決して「科学的に可能な未来」を喧伝しているものではない。タイムトラベルというSFのジャンル大好きだ。「なるほど、そう来たか」と、作者との知恵比べのような楽しみがある。お決まりの展開から、いつの間にか物語が進み、最後のなんとも言えない感動までが楽しい。
監督のノーランさん作品はインセプション以来である。あの映画も、不思議な雰囲気を持った映画である。どちらの映画も映像が美しくて素晴らしい映画であった。お話の内容は「いい加減」の一言(笑)であったなあ。まあ、お話を見る映画ではないかららね。ああ、ダンケルク見てみたいと思うが、女の人出てこないよね、多分。
しかし、金持ちっていいねえ。
愛の物語である
「ターミネーター(1)」や「ある日どこかで」という映画が遠い時間を隔てた愛の物語であるように、この映画(TENET)も、愛を描いている。
「夫から逃げ出そうと思っても逃げ出せない女性」に恋した「名もなき男」の物語なのである。
DVのシーン、金で買ったものが自分の思う通りに動かないのを怒る夫である。これは分かる。何でも金で買えると思うのは、金持ちに限ったことでも、性別に限定されるものでもない。まあ、彼にも同情すべき点も有るが、大金持ちだからなあ。僕も買ってもらいたい。しかし、自由と引き換えに金(生活の安定)もらっても仕方がない。
考えてみれば、壮大な自殺の物語である。金などあってもろくな終わり方はしない。途中は楽しそうでは有るが、何ごとも終わりが肝心。無いから良い終わり方をするというわけではないだろうが、多分。夫役のケネスさんはシェークスピアを演ずる人らしいが、さもありなんである。
しかし、そのお話のために何とも壮大な物語を展開したものである。確かに笑顔が可愛い。金で買えるなら買いたい気持ちもわかる。素敵である。美しい花は遠くに見るのが良いのだとこの映画は言っている。
色々と、ツッコミどころ満載だけど、(時間物の)SFはいくらでも突っ込めるので、それを言っちゃあおしまいよね。まずは、男と女の愛の物語を楽しみましょう。
楽しかったセリフ。「世界は何度も救われている。誰も気が付かないままに....」(破滅していないということは、誰かが救ってくれているのだ)「美しい友情の.....」(カサブランカみたい)「私の目には何が見える.....」(イコライザーみたい)なかなかのセリフ遣いである。
名もなき男が、ディンゼル・ワシントンさんの息子さんというのは、驚いた。ああいうひげほしいなあ。彼の友情と別れの物語でも有る。
なぜ、ヒトは誰かを愛するのだろうか?
繰り返し、繰り返し、描かれる物語である。結論などない。マイクロバイオームの統べる身体というコロニーの物語である。
ヒトの不幸と幸福の「ほとんど」を生み出す。
愛というのは、「身体の内に住む小さな蟲たち=マイクロバイオーム」が他の身体へと移ろうとするために操る時に観察される特徴的な行動である。人に限ったものでもなく、植物が虫を使って受粉することさえも「愛」である。
ヒトの場合は、感染症に対しての対策として、「家族という欲望の檻」を発明した。そして「蟲」は常に逸脱して自由に飛ぼうとする。人が抗えるわけがない。
ちなみに、この2本の映画って、同じ「パターン」が有るよね。未来の主人公が「写真の中の女性の瞳」に恋をするのだよね。ああ、ウルウルする。ちなみにターミネーターは1以外は嫌い。楽しいけどね。「ある日どこかで」はまた見たいけど、見るのが辛い。「冒頭の謎掛け」が、ちょっとタイタニック(少ししか見ていない)ぽかったりして面白い。TENETの中でも、「写真(情報)は未来に対してのメッセージだ=タイムトラベルする」という意味のことがモチーフだね。なかなかおもしろい。
エリザベス・デビッキさん素敵
君となら幾度時間を繰り返しても恋に落ちてしまう。しかし、ガーディアンズギャラクシーに出ていたとはびっくりであった。あ、あの金粉の人かと思ってしまった。まいったねえこれまた。
しかし、笑い顔が素敵だ。気が強くて可愛い笑顔を見せる人って好きだなあ。
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