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股関節87 人工股関節置換術と手術時間2

おはようございます。
他人の誕生日がなかなか覚えられない塗山正宏です。


今回のテーマは

人工股関節置換術と手術時間2です。


以前の記事で、「股関節9 人工股関節置換術と手術時間」で手術時間について触れました。

人工股関節置換術に限らずの話ですが、手術時間というのは、術後の回復を考えると非常に大事な要素のひとつです。

ただし、人工股関節置換術において一番大事な要素は、人工股関節を正確に設置することが何よりも大事です。

手術が早くても、人工股関節の設置が目標の位置に設置されていなければ、まったくもってダメな手術です。

正確に人工股関節を設置したうえで、手術時間が早いことがベストです。

手術時間が早いことは

・出血量の減少
・血栓症のリスクが減る
・感染症のリスクが減る
・筋肉へのダメージが減る
・麻酔時間の延長による体へのダメージが減る

これらのメリットがあります。

私が行っている筋肉を切らない手術方法である仰臥位前外側進入法(Anterolateral supine approach)を取り入れている病院が増えてきていますが、同じ手術方法でも手術時間やクオリティは手術を行う術者によって変わります。

手術時間に伴い出血量も変わります。

そのあたり(平均手術時間、平均出血量など)はきちんと確認して、どこの病院で手術を受けるべきか考えたほうがいいでしょう。


本日のまとめ

同じ術式でも病院によって手術のクオリティは変わる。

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「とりあえず俺に任せろ!」


常に腕を太くしたい願望がある整形外科医の塗山正宏でした。

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