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股関節46 人工股関節置換術と脚長差

おはようございます!
プロフェッショナルという言葉に敏感な塗山正宏です。


今回のテーマは、

人工股関節置換術と脚長差です。

変形性股関節症の患者さんで、片方の股関節だけが悪い場合には、正常の股関節と比べて、悪いほうの股関節は軟骨や骨が変形を起こしているため、悪い股関節のほうの脚が短くなることが多くなります。


脚長差が大きくなると、墜落性跛行(ついらくせいはこう)と呼ばれ、左右の脚の長さが異なるため、片方の足が地面につくときに墜落するように落下する歩き方になってしまいます。


そのため、人工股関節置換術を行う際には、脚長差を揃えることが非常に重要です。

手術で脚長差を揃えることによって、この歩容が改善されます。


しかし、

・変形性腰椎症や変性側弯症などがあり背骨が曲がっている

・骨盤が傾斜している場合

・膝や足関節に変形がある

などの場合にはそれらを考慮して脚の長さを調整しなければいけません。


ただ単純に脚の長さを揃えればいいわけではないのです。

このあたりは元々どのくらい脚が短いのか、

脊椎の状態、骨盤の状態、膝の状態、足関節の状態などをすべてを考慮して、詳細な手術のシミュレーションを行う必要があります。

股関節の評価するだけでは駄目なのです。

いや~~~、手術って奥が深いんですね・・・。

謎は深まるばかり・・・(笑)。


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「脚が長いっていいな~~・・・」



プロフェッショナルとはなにか?と聞かれたら「マサヒロ・トヤマ」と答えたい整形外科医の塗山正宏でした。

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