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股関節95 人工股関節置換術と皮下出血

おはようございます。
しばらく鼻血を出していない塗山正宏です。


今回のテーマは

人工股関節置換術と皮下出血です。

人工股関節置換術の手術が終わったあとでも、骨からの出血があるため、股関節のなかではまだ出血が完全には止まっていません。

そのため、キズの周囲に皮下出血が現れることがあります。

私の手術方法では筋肉を切らないため、術後に筋肉からの出血はほとんどありませんが、筋肉を切る手術方法の場合、切った筋肉の部位からも出血がしばらく起こります。

もちろん術後の出血量が多ければ多いほど、創部の周囲は腫れてしまいます。

そして皮下出血の範囲が拡大します。

その皮下出血は徐々に足先の方に下がっていき、膝まで皮下出血が下がっていくことがあります。

さらに下がっていき、足の甲あたりにまで皮下出血が起きる場合があります。

手術をしていない膝や足先が皮下出血が起きるので、驚かれる患者さんも少なくないですね。

最終的には時間と共に必ず吸収されていきますのでご安心ください。

でも、皮下出血は少ないに越したことはないですよね。

というわけで、なるべく出血が少ないオペを目指します!


本日のまとめ

なるべく出血が少ないオペが理想!

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「た~~~~まや~~~~~~」


花火を見ながら酒を交わしたい整形外科医の塗山正宏でした。

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塗山正宏@人工関節専門医師
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