フィクション・センタード・ダイアログ(FCD)のグループ申し込みを受け付けます
10月17日、20日、27日の3日間にわたり、「物語を通して対話する!社会を非暴力化する連続対話会」を行いました。
その試みを通して、「物語×対話」の可能性を直観し、第1フェーズを総括して、フィクション・センタード・ダイアログというフレームワークのプロトタイプを作りました。
第2フェーズは、第1フェーズでの気づきをもとに改善したやり方を、5-10名ほどのサークル対話の中で実施していきたいと思います。
私たちは、2種類の共感機能を持っています。
シンパシー:相手と自分の共通点に共感する。「私も同じ!分かる!」という共感。当事者の自助対話サークルなどでは、こちらが活用される。
エンパシー:相手の世界を好奇心を持って探索する。「なるほど、あなたの世界はそうなっているんですね!」という共感。
どちらも、人間にとって必要な機能であり、両方が同時に働く場合もあると思います。
FCDでは、
1)物語世界を協力してエンパシーするという対話のデザイン
2)シンパシーを手がかりに個人のナラティブを引き出し、エンパシーに繋げていくという対話のデザイン
の2つの可能性を考えています。1)は、うまくデザインすれば、ファシリテーターなしでも簡単にできる方法論に昇華できる可能性があるので、広げていきやすい印象です。2)は扱いにくいテーマでディープに対話するときに活用できそうですが、ファシリテーターに力量が必要とされそうです。
まずは、1)の可能性の探究を優先しながら、2)の可能性も視野に入れて進んでいこうと思います。
FCDを実践したいグループを募集
第1フェーズを経て改善したFCD ver1.1を体験したいグループを募集します。
グループ人数 5-10名ほど(応相談)
課題図書 小説『ジミー』
テーマ 「疎外」「アイデンティティ」(1回の実施のときはテーマを選択してください)
時間 60分/回(応相談)
ファシリテーター 田原真人
費用 無料 or ギフト制(グループ主催者にとってやりやすいほうを選択してください。寄付の場合は『ジミー』の発行支援に使います)
進め方(グループ主催者と相談して調整可能)
事前に課題図書『ジミー』を読む
1)FCDについての説明(5分)
2)チェックイン(10分)
3)テーマについての解説(5分)
4)グループ対話(20分)
5)全体対話(15分)
6)チェックアウト(5分)
事後に対話会の感想を書く。
お申し込み方法
グループ主催者がこちらのフォームからお申し込みください。
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