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技術進化がもたらす人類の行く末とは
ユヴァル・ノア・ハラリ氏が描く未来ビジョン、
『ホモ・デウス』は、
技術の進歩で人類が「ホモ・デウス」、
つまり「神のヒト」へと進化していくという、
驚くべきテーマが展開されます。
この壮大なビジョンは、読んでいてとても刺激的で、
未来をどう生き抜くか考えさせられる内容でした。
これが歴史の知識のパラドックスだ。行動に変化をもたらさない知識は役に立たない。だが、行動を変える知識はたちまち妥当性を失う。
この一文は特に心に残りました。
ビジネス書を読んだり、
研修を受けたりして知識を増やすことがいかに重要だと感じる一方で、
ただそれを頭に詰め込んでいるだけでは意味がない。
知識を本当に自分のものにするには、
実際に「行動に移す」ことが必要だと感じました。
立ち止まって考えるだけではなく、
行動を通して経験と知識を融合させることが、
本当の成長につながるのだと思います。
そして、もう一つ印象に残ったのがこの言葉。
意味のない世界のために意味を生み出せ──これこそ人間至上主義が私たちに与えた最も重要な戒律なのだ。
私たちは、何かと人生や行動の「意味」を求めがちですが、
実は意味そのものが最初からあるわけではない。
自分で意味を作り出していくことが、
人生を豊かにするのだと改めて考えさせられました。
意味を見出すのではなく、
行動を通して「自分なりの意味」を創造することが、
人類としても個人としても進化していく方法なのだと感じました。
ハラリ氏の未来予想は、単なる空想ではなく、
私たちがどう行動し、どう生きるかを問いかけてくれる一冊です。
ホモ・デウス テクノロジーとサピエンスの未来 ホモ・デウス テクノロジーとサピエンスの未来