あなたと同じく世界で唯一つのポーチ
元はと言えば自分のライブ衣装。クローゼットの片隅で居眠りしていたところをもう一花咲かせませんかとリサイクル、いいやアップサイクル。
イラストを書き加え裁断から、値段づけ、出来上がる個数に至るまで。
これまでの経緯は以下のnoteで綴っているので、ご覧いただけると喜びます。
自分の長所、取り柄は何かと考えた時に、物持ちの良さ、というのがあります。
中学生の時に部活で着ていたパーカーを、ごくごく最近までリアルダメージパーカーとして羽織ってみたり(どこの有刺鉄線を乗り越えてきたんだい?と聞かれがち)。
一つのバンドを長く続けるのも似たようなものでしょうか。今年でデビュー16年目。諦めの悪さにも定評があります。
ただ、長く続ければそれでいいというわけではなく、そもそもきちんと見合う価値がなければ長く続きませんし、また、時にアップデートする機会に出会えたなら、それはとても幸福な事で、逃したくはないところ。
そんなこんなで完成したのがこちら。
おおよそ30個。どれも職人の手作りで、世界にたった一つの一点モノです。みんな違ってみんな良い、みたいなことを真顔で言いたくなっています。
抽選販売の方法は以下の通りです。
<5月3日~5月5日>
この3日間、72時間の期間内、以下のURLでエントリーをしてください。早い者勝ちではありません。また個別に商品を選ぶことも出来かねます。予めご了承ください。ご応募いただいた方の中から抽選で30名の方に当選のお知らせが行き渡り、その方のみご購入いただけます。
すっかり忘れていたのですが、
直前になってデザイナーにこのポーチの名前は?と訊かれ、
「あなたと同じく世界に唯一つのポーチ」
と名前をつけました。
可愛がっていただければ何よりです。
これは完全に余談ですが、僕の居場所である音楽の世界、中でもロックバンドの生業でも、度々SDGs、サステナブルの単語はキーワードとして議題に上がります。
そして、その度に僕は心の中でこっそりとボソッと独り言のようにこう思うのです。
(そもそもお前らロックバンド自体が全然サステナブルじゃないやんけ...。)
メンバー脱退、解散、活動休止。こんなにも不安定で、人間関係、気持ちの上に成り立っていて、時に互いのセンスを肯定否定しなければならない。そんな運命共同体を存続させ、維持させること。もはや奇跡としか思えませんし、尊ささえ感じます。こんなにも持続させるのが難しいものを僕は他に知りません。
自分たちの音楽こそサステナブルに、末永く聴き続けてもらえるようにというのが本音です。
大切に作ったものですから、永く愛して欲しいのです。
ただそのために、逆もまた然り。まずは自ずから。
ひとつのものを責任を持って、永く愛し続けるのです。
<今日もライブの裏話や耳打ちでするような内容の話ばかりしてます↓>