もしも人間に尻尾があったなら
今機嫌が良いのか悪いのか、
人間にも尻尾が見えれば良いのにな、なんてたまに思う。
世界中には色んな言語があって、
さらに方言なんか加えてしまったら
実際に言葉で分かり合える人はほんの一握りの数%に過ぎないし、それが本当のことなのか、嘘偽りなのか、その精度、みたいなものもたいして信用ならない。
もしも人間同士が”言葉”を失ったとして、
この世界には何が起きるのだろうか?
意思疎通をはかれない人々には争い事が絶えないのだろうか。
それとも人を騙すようなことも無くなって、
案外譲り合ってその方が平和になった、みたいなこともあるのだろうか。
少なくとも、もっとお互いのことを観察するようになるのではないかと思う。
言葉はあくまで容れ物、容器でしかない。
その中身に入っている、言葉より大切なものは、
この目を凝らして、肌で感じる他にない。
観察する力は、洞察力は、優しさであり、強さだ。
今日はすこぶる調子が良いのか悪いのか、どの子の機嫌が良いのか、週末の予想の精度を少しでも上げたいと、企むあなたに。
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