あの時の衣装が企画2
クローゼットで眠っていたかつてのライブ衣装をアップサイクル。新しいアイテムとして生まれ変わった形で、お届けすることが出来たなら。
まずは隙間なく落書きしたホワイトのジャケットの解体です。せっかく衣装を作ってくれたデザイナーに、ハサミを入れさせるとはなんて残酷なことをさせているのだろう、と心に過ぎりつつ(ハサミを入れる前に大きく息を吸い込んで天を仰いでらっしゃいました)、考えに賛同し、協力をいただき感謝、アップサイクルの作業は続いていきます。
それぞれ世界に一つ、同じものはありません(何せ落書きなもんでもう一度同じものを書けと言われても無理)。
この生地だけで言うと強度の面や、制作できる数量にも限りがありすぎるので、デザイン性も含めてもう一捻り。これをまた別の衣装、武道館の時のチェックのジャケットと組み合わせて、ポーチにすることにしました。そして一旦仕上がってきたサンプルがこちら。
ポイントとしては、ジャケット以外の継ぎはぎ部分でも、なるべく無駄が出ないように、デザイナー目線で余っている生地や部品があればそれを使ってもらったり、ロスがないように配慮が行き届くといいねという話をしたところ、かと。ここから生産の過程で、一点ものだからこそ出来ることでもあります。
マネキンをお借りしてかけさせてみる。
スマホプラスαが入るイメージですね(この時は撮影用にアンパンを二ついれてました)、後ろにくるりと回すと。
あくまでサンプルなので、ここから細かく微調整などあれど、大筋このようなものが30個前後仕上がればいいなというところ。
で、ずっと考えてたことなんですけど、この値段設定ってめちゃめちゃ難しい。
音楽家や、バンドにとってアーティストグッズというのは大切な収入源です。
そしてデザイナー含めて、作業に尽力してくれている人に対して、ディスカウントせず、正当な対価をお支払いしたい考えもあります。
また企画の性質上、自分が身に纏っていたものに値段付ける意味もありますから、安すぎても少し癪ですし(冗談です)、
ただ、これで一攫千金儲けたいと思われるのも、アコギな商売だなと思われるのも違います、もともと本旨<一つのものを大切に長く使い続けたい>とズレてきます。大切なのはこのメッセージをきちんと体現、表現すること。
それでいうと、今回の利益でまた次の衣装を作る、みたいな循環がいいのではないかと、その場合の適正価格は?などある程度話の道筋は見えてきたのですが、せっかくの機会なので、こっそり実験的なことも。
そこで自分の503clubというnoteのサークルで、こっそり社会実験というか、シュミレーションをしてみることに。
こんな風に質問をしてみました。先入観なし、あえて質問はシンプルに。
質問の仕方、日本語のニュアンスで金額が変わってくるところが面白み。
そして今、自分のサークルメンバーが、クローズドのスペースだからこその、リアルな意見や、それ以外にも販売方法含め色々な提案など、リアクションを受け取っているところです。
話の続きはまた近いうちに更新予定。
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というのは、隙間産業的なところでして、
BIGMAMAだけに母の日ライブを控えてまして、今はその準備に勤しんでおります。一年に一度の感謝祭、初心者もベテランも全員楽しめる仕様(準備大変)。
こちらは最新のMV