マガジンのカバー画像

演歌

17
運営しているクリエイター

#有田

「はしご酒」(歌詞)

「はしご酒」(歌詞)

※この作品は今年度の日本作詞大賞新人賞部門に応募した作品の一つです。

「はしご酒」

二人の愛で 孔雀椿が
やっと花びら 開けたのに
「ごめん」と書いた 手紙残して
あなたは消えた 消えたのさ
受け止めきれぬ 俺を呼ぶのは
酒場の酒か ワインの声か
今夜は一人   はしご酒
不味くなっても はしご酒

二人で愛でた ボタンインコが
そっと空へと 昇るのに
知らせることも できぬ侘しさ
あなたはど

もっとみる
『道半ば』

『道半ば』

夢が破れても命は尽きない
生きてこそいればまた挑めるさ
あんたの人生道半ば
狂い咲くのは これからさ
これからさ

酒に頼っても時にはいいのさ
生きてこそいれば愚痴こぼれるさ
あんたの人生道半ば
諦めるには 早すぎる
早すぎる

夢が叶っても驕っちゃいけない
生きてこそいればまたつまづくさ
あんたの人生道半ば
きっと謙虚も 必要さ
必要さ

『霜月嵐山』

冬の吐息で枯れた紅葉は
空を見上げて涙した
君もつられて涙をこぼす
そんな姿が愛しくて
霜月嵐山 この場所で
抱いて抱かれて愛重ね

桂川(かつらがわ)へと浮かぶ紅葉は
何処に流れてゆくのかな
ふいに不安が氷雨を呼んで
急ぐ家路を濡らしてく
霜月嵐山 傘一つ
息を切らしてかけてくる

渡る渡月橋(とげつ)で手と手重ねて
誓いあったね絆橋
熱い思いが込み上げ涙
ぽろりぽろぽろ落ちてゆく
霜月嵐山 こ

もっとみる