中国語がききとれるようになる事。
中国語の勉強を始めたのが去年の7月。そのあと身内に不幸があって、三ヶ月くらいは何もできませんでした。今年に入って改心して、継続的に学んでいます。正味半年くらいになります。
完全ゼロからでした。
英語は、全く理解できないころの感覚を思い出すことは難しいです。でも今回の中国語は本当にゼロからのスタートでした。NHKの中国語放送を聞いたりしてみましたが、全く理解できません。単語も知らない、文法も知らない、主語がどのタイミングで出てくるのかも知らない。全く意味が分からない。その感じを覚えておくとちょっと面白いな、と思って記憶に焼き付けています。
そして毎日1時間学んでいて、先日、中国語検定の3級に合格しました。(別に大したことないんですが…)
そして久しぶりにNHKの中国語放送を聞くと、分かるんです、わかるわかる。いや、全然まだまだ分からないんですけど、少なくとも主語がわかるし、この言葉は動詞で、その前に来るのが副詞で、と予想ができます。
この感動よ。
テストに受かるなんかよりもよっぽど衝撃的です。
僕の中国語学習の基本的なモチベーションは、中国のことを知りたい、ということです。
英語を身に着ける過程で英語圏のことが分かりましたが、お隣の中国については全然知らない。むしろメディアから聞こえてくる情報で分かることは、”この情報はおそらく偏っているであろう…”ということだけです。
最近はSNSで中国人の友達と言語を教え合っています。
どんどんと中国のことがわかる。これは継続すると指数関数的です。おもしろい。そしてその変化はおおむね好意的な方向に変化していきます。
中国語がききとれるようになる事。
それは僕にとって世界が広がるという事。そしてそれはお隣の国。これからも仲良くしていきたい国。
知らないということを理由に不明確な情報を頭に入れてバイアスがかかっていた場所を、いったん掃除して、自分で得た情報でリライトしていく。
ああ、たのしい。