2020年、起業家1年生としての自分を振り返る
株式会社Peer Lodge代表のまささいとうです。いいねや視聴回数が見えない音声コミュニティ「Peer Radio(ピアラジオ)」をつくっています。
2020年の振り返りを出来てなかったので、学びをまとめておこうと思います。
2020年は3月に退職、4月に起業した1年だったので、主に起業してからの日々について振り返ります。
信頼して仲間に任せること
もっとメンバーにタスクを任せていくべきだったという反省があります。創業のタイミングで人的リソースがないというのもありますが、細部までこだわって何でも自分でやろうとしすぎていました。
人のこころに近い繊細な領域でサービスをつくっているからこそ、少し慎重になりすぎていたかもしれません。
メンターの方に「インターンの皆、サービスのこともしっかり理解してるし、もっと任せても大丈夫だと思うよ」という言葉をもらって、ここは改善していかねばと思いました。
2021年はもっとメンバーに任せることで、チームを強くする1年にできればと考えています。
主張すること
自分の意見を貫くことでメンバーはどう感じるだろうか?メンバーが気持ちよくチームで働くには?などを気にしてメンバーの意見を尊重しすぎてしまい、判断に迷ったり、意思決定が2転3転してしまうことがありました。
誰もが100%納得する答えを探すのは難しく、最終的には自分で決めて、メンバーにもその意思を伝えて、前に進まないといけない。全ての人に良く思われることは難しい。
2021年は、自分らしい意思決定の数を増やしていきたいと思います。メンバーと意見が異なることを恐れずに、向き合って前に進むこと。直観を相手に伝わるような形に変換して表現すること。
アサーティブ・リーダーシップの考え方に近しいかもしれません。これまではメンバーを尊重しすぎて、パッシブ(受動的)になってしまっていたように感じます。
採用においては価値観の一致を最優先すること
2020年は、自分と異なるタイプの人材はチームに多様性をもたらしてくれる、違った視点からインスピレーションを与えてくれる、ということに期待して、自分にないものをチームに求めようとしすぎていたように感じます。
その結果、意見が擦り合わない頻度が多くなり、意思決定のスピードが遅くなる、という悪循環があり、何人かのメンバーとの別れも経験しました。
自分とは異なる異質性をチームに求めるのはもう少し先のフェーズ。現段階においては同質性を優先。
やらないことを決めること
あれも大事、これも大事、と全てをやろうとして、全ての優先度が高くなってしまっていました。
「選択と集中」「やらないことを決める」とよく言われますが、実際に経営をするとそんなに簡単なことではないな、と思い知らされました。
やらないことを決めるためには優先度を見極める必要がありますが、全ての優先度が高い場合や、初めてのケースで優先度の判断ができない場合などが、起業してから頻繁に目の前に現れるようになりました。
単純にやめれば良いというわけではなく、やめることを決めることはすごく難易度の高いことだと感じました。
何かを捨てるのは非常に怖いですが、その先の未来を考え抜いて、勇気を持って意思決定をしていく2021年にしていきたいです。
おわりに
2020年は色々苦戦することも多かったものの、非常に学び多き1年になりました。
「ビジネスパーソンとしてどうあるべきか」という視点で1年を振り返っていたこれまでと比べると「起業家・経営者としてどうあるべきか」という、これまでとは異なった学びを得られた1年でした。
2期目を迎える2021年は、こんなことに取り組んでいこうと思っています。
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