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これぞ感情コントロールのトレーニング 囲碁レッスン2回目
こんにちは。
旅で子ども心を取り戻す まさのりです。
今日は2週間ぶり、2回目の囲碁レッスンに参加しました。この2週間の学習状況は、「ゆる~く勉強」
これには理由があって、僕の囲碁の目的は、とにかく長く続け囲碁の考え方をひとつまみでも習得する事。
それには、スタートは控えめでジワリジワリと自然にハマっていくのを待ちたいから。
それはさておき、問答無用で始まる囲碁の時間。
でも先生も生徒さんも本当に感じがよく笑顔になってしまう。
休日にこんな囲碁時間を過ごしている自分が不思議。
これ、悪くない。
最初は少し講義の時間。なるほどーしか言葉でない。
何にも知らないから。
完全に理解しようとはせず、素直に受け入れる僕。
そして対局の時間。前回完敗したので今回はハンデあり。
前回のレッスンを思い出し、スタートからいきなり戦いにいかず、陣地を固める動き。
数手打つと、次何処に置いたらいいんだ?ってなる笑
それでも打ち続けないと進まないので、相手の石と距離を置くことだけを意識してパチッ。
すると、うわっ!なんか相手が攻めてきたんだけど。
冷静に冷静にと言い聞かせ、ここで挑発に乗らない、相手の石にピッタリくっつけない。そして何とか守る。
なんか、上手くいってるかも。
よくわからないながら打ち進めていくと、たまに相手が考えてなかなか打てない時がある。
この対局、意外といけるかも、、、
この思いを最後に、沼地に足を取られたような混沌とした迷走の世界に沈んでいった。
あれ? どうした? 絶対やばいって。
どうする?どうする?焦りがどんどん募る。
落ち着け!落ち着け! なにか手があるはず。
あっ、今なんで僕の石取られた?
やばい、焦ってる。 落ち着け! 落ち着け!
「はい、そろそろ黒が厳しい状況になってきたので終わりしましょうか?」 先生の優しい声。
終わった。
なぜこうなったのか、全くわからないまま終了。
どっと疲れが襲ってきた。
5分休憩しましょうか。
賛成! 休憩、休憩!
休憩に救われる僕。
ここで、少し冷静を取り戻せた。「何だったんだ今の頭の混乱は」
でも、この感覚、少し懐かしい気がした。
・7年前子どもに囲碁の対局でボコボコにされた時。
・料理人修行中に、親方に何やっても怒られた時。
・会社の会議中に、詰められて逃げ場がなくなった時。
そう、ピンチのとき。
最近は、自分も年をとってきたし、
会社もハラスメントに厳しくなったこともあり、しばらく味わってなかったこのピンチのとき。
でも、一つ人生の経験を通してわかっていることは、
ピンチを味わっている時期が
自分が成長しているとき。
こう思えた時、少しうれしかった。
短い休憩中の気づき。「この体験、むっちゃ貴重じゃん。」
こう思えた時、前向きになった。
さて、先生の検討(振り返り)の時間で再開。
僕も休憩を経て前向き、生徒さんもすごいいい顔をしている。
先生は、なぜこうなったのかを的確に解説をしてくれた。
この解説の時間が本当に助かる~。
「それにしても、こんな僅かな見逃しで、こんなに天地がひっくりかえるのか~。」
と感動と驚き。
次回の対局にこれが活かせるとは到底思えないけど、
この対局中に味わった心の動き。高慢、どん底、究極の焦り、喜び、開放感。これってすごい。
端から見ると、木の板に黒と白の石を交互に置いてるだけ。
でも起こっていることは、喜怒哀楽を軽く超えていく。
自分が主人公の映画を味わっているようだ。
これはやった人しかわからない。
やっぱり、なんだかんだ幸せなんだな。
では。