100枚の大漁旗でブランディング/新年会のデザイン
はじめに
こんにちは、Helpfeelのデザイナーの新井です。広報や採用のコミュニケーションデザインを主に担当しています。今回は2025年の新年会のデザインについて、企画からデザイン制作までの過程をお話しさせていただきます。
プロジェクトの立ち上げ
2024年11月、新年会の運営メンバー募集がありました。最近の私のミッションは「デザインでメンバーのテンションをあげること」だったので、すぐに立候補しました。デザイナーが企画初期から参加することで、コンセプトからデザインまで一貫性のある表現ができ、盛り上げられるかもと考えたからです。
コンセプトメイキング
2024年はおかげさまで新メンバーが多く加入しました。また、2025年はHelpfeelにとってさらなる飛躍のために大事な年。一致団結し、勢いのある年にしたいという想いがメンバーの中であったので、勢いを出せるようなコンセプトが必要でした。当然新年らしい華やかさも必要です。
そんな中、私の頭に浮かんだのは、大漁旗を掲げた船が集まる港の風景でした。(もしかしたら毎年年始に楽しみにしているテレビ東京のマグロ漁師の番組が頭をよぎったのかもしれません) それぞれのチームや個人が大漁を目指し、1年間頑張ればきっと成果を生み出し、全体で見た時にたくさんの大漁旗がたなびいている風景です。
また、会場に入った瞬間に参加者が「ワッ」と驚くような空間にしたい。そういう意味では旗がたくさんある光景は迫力が出るのは想像できました。しかし、そのまま伝統的な大漁旗を使うのではなく、技術力が売りであるHelpfeelらしく、モダンな解釈を加えることにしました。
チーム編成とデザインプロセス
プロジェクトを進めるにあたり、普段はマーケティングでリード創出をミッションとしているコミュニケーションデザイナーのMさん、Rさんに協力を依頼。私が主にアートディレクションと進行管理を行い、お二人にはデザインや発注をお願いしました。
大漁旗は会場のキービジュアルでもあり、その他に展開できるビジュアル・アイデンティティにもなる一石二鳥のデザインなので、まずはキービジュアルから作成し、その後他アイテムに展開していくことにしました。
私の頭の中にぼんやりと大漁旗がたなびくゴールイメージがあるものの、それを伝えなければいけません。早速Rさんとイメージを持ち寄って、デザインの方向性をすり合わせました。
ここですり合わせたのは、色の鮮やかさ、色数、モチーフのデフォルメ具合などです。
Rさんにデザインを作ってきてもらい、以下のような観点でディスカッションしながら最終デザインに仕上げていきました。
Rさんとはあまり一緒にデザインをしたことがなかったですが、何となく成果物を見ていて感じていた、やわらかい印象のデザインが完成。自分が作ったのとは違うものが出てくるのがディレクションの醍醐味だと感じました。
完成
年末なので印刷会社が通常とは違う入稿期限だったり、当然通常業務も行っているので、結局ギリギリになってしまいました。同時進行でノベルティのカレンダー制作も行っていたりもしたので、年末はけっこうハラハラしていました。
そんなこんなで色んな苦労があったものの、以下のアイテムが年内に会場に到着したので、安心して年を越すことができました。
成果と反響
今年の新年会は京都と東京の2拠点で、合計150人の参加人数で行われました。京都と東京で同じ旗を使ったこともあり、写真を見ても一体感のある新年会となりました。社員からも「華やかで良かった」「かわいい」という声をいただき、チーム一同、嬉しく思いました。
おわりに
予算、制作期間、場所など、様々な制約がある中でクリエイティブな解決策を見出すことの面白さを改めて実感したプロジェクトでした。
そして今回のプロジェクトを振り返ってみて、以下のことを学ぶことができました。
改めて一緒に進めてくれたMさんRさん、ありがとうございました!
2025年のHelpfeelは大大大漁目指すため、新たなメンバーを募集しています。興味を持っていただけた方は、ぜひカジュアル面談でお話ししましょう!