着付け特訓してます
一度も袖を通さないまま、しつけ糸がついたままの、タンスに眠ったままだった着物達を、着よう!と、志は高く、はじめた独学着付け。
動画を見ながら、毎日1時間は、特訓してます。正直、楽しくはないです。
慣れの世界です。
そもそも、着物を着ようと思った動機が、着物が好きだからではなく、「もったいないから、お金に困って新しい服が買えないなら、家にあるものを着よう。」という経済的理由が、きっかけです。理屈っぽい私が、まずはじめたことは、絹も歴史や繊維としての特性調査でした。絹の着物が、何千匹ものカイコさんの命の結晶だということ。紡績工場で働く女工さんの過酷な労働環境など(昭和一桁の父から、直接聞いた話)着物1着ができるまでの歴史を考えた時、切り刻んで、インテリアやパッチワークに使ったりするより、何回かは、着た方が着物も、うれしいんじゃあないだろうか。また、この着物を買った人達の人生を考え、なぜ高価な着物を競うように買ってしまったのかを想像すると、粗末にできない思いがして、日常に着物を着て生活しよう。という思いに至ったからです。
でも、着物には決まり事がたくさんあって、面倒です。
適当に、羽織って、ヒモで縛ってゆるゆるはNGです。
家に残る、第二次世界大戦、日露戦争等の古い写真をみると、男も女も子供もみんなラフなゆるゆる着付けをしているのに、現代の着付けは、本来の日常着としての着付けとは別物ではないか?私たちが、着付け教室で習っているのは、お手伝いさんが、手伝ってくれる一部の大店や武家の奥方、花柳界の着付けが源流ではないだろうか?という、仮説を、私は立てています。
なんとか、30分で半幅帯なら着付けられるようになりました。
でも、現在主流の、お太鼓結びはできません。
いつになるのか見当もつきません。
(以前1度だけ、着付け教室に行って、着付用小物を強制的に買わされたので、もう着付け教室には行きたくありません。)
冬の間は、着物は、暖かいから、特訓は続きます。
私、ミニマリストでもないし、断捨離で幸せになれるとは思ってません。
古い物捨てられません。
追記、2022.1.26
最近、着付け特訓怠けてます。