仏教に学ぶ生き方、考え方「みんなを救うということはどういうことか?」
仏教には「一切衆生」という言葉があります。
これは「私たち人間全て」という意味です。
例えば「一切衆生悉有仏性」(いっさいしゅじょうしつうぶっしょう)といえば、「この世のすべての人は、仏になる素質を持っている」ということです。
でも本当にそんなことがあるのでしょうか?
例えば、しっかりと勉強をして「偏差値の高い」高校や大学に行こうとします。
それは、偏差値の高い高校や大学のほうがより「幸せに近づける」と考えるからです。
では本当にそうかというと、「そういう人もあり、そうじゃない人もいる」ということになると思います。
つまり合格した「全ての人」が幸せになるとは限らないのです。
でも仏教に出会って、正しく教えを学んだ人はどうでしょう?
例えどのような人であっても「幸せを感じることができる」のではないでしょうか?
それは仏教が「全ての人の幸せを願って」考えられているからだと思います。
人は仏教を選んで信仰しますが、「仏教は人を選ばない」のです。
☆今日の一句☆
選ばれる
仏は人を
選ばない