ほとけさまのおしえ「プールでの出来事」
記事にはしていませんが、ここしばらくは「毎日」プールに通っています。
夜にプールを「一時間半ほど」泳いで、遅めの晩御飯を食べるというパターンです。
夜はいつもは空いているのですが、今日は何故か人が多く、また泳ぎの得意そうな「強者」が何人かおりました。
ゆったり泳ぐレーンまで移動してきて、バタフライをしたり波を立てたりして泳ぐ人もおられるので、「よけながら」泳いでおりました。
でもなぜかこちらが泳いでいるレーンに移ってこられます。
そしてちょうどよけたレーンにバリバリの競泳選手のような人が来られ、見とれるほどの「鮮やかな泳ぎ」で泳ぎ始めたのです。
そうすると、さっきまで意気揚々と泳いでいた人たちは、それを見てただ「プールサイド」でじっとしております。
さっきまでの自慢げな泳ぎは「なりをひそめて」おりました。
お釈迦様は幼少の頃、虫をくわえた小鳥が鷹に捉えられる光景を見て「弱肉強食」を悟ったと言われております。
この世には「上には上」がおり、慢の心を持つことは無意味であり苦しみにさえなると説かれたのです。
自分より弱いものに自慢する人は、巡り巡って、やがては「自慢される立場に苦しむ」ことになるのではと感じております。
それぞれが自分のできることを自分自身に問いながらこの世を「分け合って」いく。
そんな心構えがあれば、もっと生きやすく、過ごしやすい空間が出来上がるのではと感じております。
☆今日の一句☆
慢ごころ
持ては持つほど
苦しむよ
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