テレビの密着取材を受けた話と辰巳渚さんの言葉「メディアの取材を受けるということは、取り上げるメディアの関心に左右されるということです」
後半のテレビ放送紹介部分のみ有料です😺
前回の投稿では「カラオケで歌うのは沢田研二の“勝手にしやがれ”です」と、一度も歌ったことがないにもかかわらず、言われるがままに街頭インタビューでコメントし、ヤラセに加担してしまったことを告白しました。
今回は、とある密着取材を受けて放送を楽しみにしていたら、全くとんでもない意図で放送されてひどい目にあったお話です(・ω・)
最初にちょっと取材にいたるまでのお話を。
今の世は「断捨離」だったり「ときめきのこんまりさん」だったり「ミニマリスト」だったり、モノを捨てる、モノを持たないというライフスタイルがメジャーになってますよね。
でも、私が20代の頃は「家の片付け」と言うと、
『いかに収納するか』
という話ばかりで「どんな収納グッズを使えば便利か」とか「5センチの隙間も見逃しません!!ここには○○が収納できる!」とか「空間を隙間なくピッチリ収納してるテトリス主婦」とか、とにかく大量のモノをどうするのか、どう収納するかを考える=片付け、という時代でした。
モノを捨てる視点の話なんてほとんどなかったと思います。
そんな時代に、
「モノを捨ててもいいんです」
と、登場した『捨てる!技術』の辰巳渚さんの言葉に、私はほんとに目から鱗ポロポロでした。
今となっては「捨てる」なんて当たり前な考え方ですし、片付けと言えば捨てる!捨てるといえば断捨離でしょ!って感じだと思うのですが、やはり私的には
「捨てる」のパイオニアは辰巳渚さんです!
若い人は知らないかもしれませんけど『捨てる!技術』は大ベストセラーになりましたし、当時の衝撃は(特に私にとっては)ほんとにスゴかったんですよー。
そんな辰巳渚さんが、アキラが小1の頃、
「子ども向けのお手伝い塾を始めます」
ということで、お手伝い塾参加者を募集していたのです。
私からしたら、神レベルの辰巳さんが始める『お手伝い塾』ですよ。
ぜひとも参加したいっ!!!
いや、絶対参加するっっ!!!
というわけで、早速申し込みました。
一泊二日、会場は神奈川の茅ヶ崎館です。
日程的に私が参加できず、長男アキラと保護者は父、ということで、
「おまえら、そろって鍛えてもらってこいやー」
みたいな感じで送り出したんですけど、アキラは、
「虫かご持っていこ♪」
とか言ってて、完全に何しに行くかよくわかってない感じ。
大丈夫かいな、と思いつつ当日を楽しみにしていましたら、辰巳さんの方から突然連絡がありまして、
「お手伝い塾当日の様子と参加した親子のその後の様子を密着取材したいということでテレビ局から依頼が来ているのですが、よかったらアキラ君親子にお願いできませんか?」
ということでした。
神・辰巳さんからのお願いですからねー。
そんな、も、もう、もちろん、おっけーでっすーーー!!
というわけで、一泊二日のお手伝い塾中とその後、帰ってから家でのアキラの様子(どういう風にお手伝いするようになったのか)を撮りたいということで取材を受けたのでした。
↓こちらは辰巳さんが主宰する家事塾のブログ。
写真の赤いTシャツの子がアキラです😺
そして、放送日。
以下、当時のブログに書いた記事を一部修正して載せますね。
ーーーーー
ニュースの特集が始まり、最初は
「おー、アキラがうつってるー💕」
なんて喜んで見てたんだけど、録画したものを冷静に見直すと、テレビ局の編集意図にガックリです。
てっきり、家事塾の基本憲章
「家事とは生きること」
「家事とは人とつながること」
「家事とは次の世代に手渡す文化」
というようなことを紹介するのかと思いきや、特集は、
「いまどきの子どもは、なかなか家でお手伝いしないので困ってるらしいですよー」
というコメントに始まり、
辰巳さんのインタビューも、多分私が期待していたそのあたりの「家事の大切さ」みたいな話もされてると思うんだけど、見事にカットされ、
「最近の子どもは塾や習い事で忙しいですから、家でのお手伝いなどはあとまわしになるんですよ」
というコメントだけが放送され、
そんな家事塾で掃除の仕方などを教えてもらい、今までなんにもしてなかったアキラが3日後、ちゃんと家事をやるようになりました。
めでたし、めでたし。
という流れ。
そして、最後にこのお手伝い塾の料金が(お手伝いごときでこんな料金払うんですよー的な感じで)伝えられ、さらに(自分の家では子どもが2人いて、お手伝いをしっかりしてると得意げに話していた)男性キャスターから、
「まあ、キッカケにはなるかもしれませんけど(それぐらいのしつけは)家でやってほしいですよね」
と、バカにしたような言葉で締めくくられてしまいました。
はあ?
なにそれ!
『今時の親は高い金払って、しつけのアウトソーシングまでやってまっせ、ろくでもないですねー、という編集意図』がミエミエじゃないか。
インタビューでは、私も、
「今回のお手伝い塾をキッカケに、今後は家でのやり方を教えて、褒め褒め攻撃で夫とアキラが家事をうまくやっていけるようにフォローしていきたい」
って言ってんのに、そこはまるっとカット。
「しつけは家でやれ」ってなー、そんなことは言われなくてもわかっとるわ!
お手伝い塾に一度行っただけで、お手伝いをするいい子に大変身~♪ なんて思ってねーわ!
あ、いや、でも大変身したのは夫でした。
私が事前に辰巳さんの本を読ませたのもあるかもしれないけど、帰ってきてからすごい意識改革がなされているのがアリアリで大変身して帰ってきました。
そんなわけで、取材時のインタビューでも、
「アキラはまだそうでもないけど、夫がすごく変わりました!」
という話をしたんですけど、放送をみるとそのセリフの「夫が」がカットされて、
「アキラがすごく変わりました!」
という風に編集されていたのです。
全然意味が違うっつーの!
まったくもー、
話をねつ造された上に、肝心なところが全然放送されていないので、補足しますわっ!!!
辰巳渚さんはあのベストセラー『捨てる!技術』の著者。
(その紹介もなかったし、取材に来たスタッフも辰巳さんが『捨てる!技術』の著者という基本情報すら知らなかった…)
読めばわかると思うけど、あの本も単なるテクニックじゃなく、生き方そのものを考えさせられる本。
辰巳さんの主宰する家事塾も同じように「生き方」に密接につながっています。
辰巳さんの本の中にある一文。
という感覚が私もすごくわかるのです!
その大事な感覚。
私たち親世代ぐらいからだと思うけど、子どもは勉強やお受験などで、「家事」や「自分の身の回りのことができる」「自分の後始末ができる」という大事なことがないがしろにされてきて、人としての基本というか根っこがすごーく弱くなってきている感じ。
自分のことが自分でできるからこそ、それ以上のことができる。
誰か(家族)のために働くことで感謝されたり、感謝したり。
それが基本となって、大人になれば仕事をしたり、まわりの人とコミニュケーションをとって、より成長できるわけで。
不調の時でも立ち戻る場所がある、という強さにもなる。
家事をやるってことには、そういう人として根本的に大切なことなんだよ…っていう大事なところが…
まったく放送されてないのじゃあーーー!
このフ○テレビがあーーーーー!!
これじゃあ「母親にかわって家事のテクニックを教える塾」って思われちゃうじゃん。
全然違うのに。
ほんと、テレビって編集意図が薄っぺらなんだよっっ!!!
ぐがあーーーもおーーー!!
と、嘆いている私の横で夫が、
「なんで俺のコメントは、全部カットされてんだよおおーーっ!
いっぱいしゃべったのにいーー!」
と薄っぺらく嘆いてるのでした。
ーーーーーーー
…というような、怒りの投稿をしたのですが、辰巳さんもこの件について、ブログで以下のように書かれていました。
「こんのぉーフ○テレビがあーーー」と怒りまくってる私とは対照的に、なんとも冷静に達観されております。辰巳さん。
改めて、さすがだと思いました。
さて、ここから先は初めての有料記事にチャレンジ!のコーナーです。
当時の放送されたテレビ映像(約4分ほどの放送でした)を埋め込んでみようと思いましたら、noteに直接はできないみたいなんですよねー😅
なので、書き起こしと画像でご紹介してみます。
そのうち、もし動画も直接貼れるようになったら貼りたいです。
(一応、このnoteは息子たちに残す記録という意味合いもあるので)
この放送では当時住んでた家の中から私たち家族の顔から、ばっちし映っているので😅…うーむ。これは、見てもらいたいような恥ずかしいような…あ、そーだ! 有料にしたら不特定多数の人が見るということがないのでは??と思ったのです。
料金もいくらに設定すればいいのかよくわからなくて、見てもらいたいような恥ずかしいようなの気持ちと、万が一購入してくださった方への感謝の気持ちをこめて、ありがとうの390(さんきゅー)で!
無名の素人が設定する料金ではないのは承知の上ですが😅練習もかねてやってみまーす。
もし、どういう放送だったのか興味を持ってくださった方はここから先もどうぞ😊
我が家のメンバーと辰巳さん以外の方にはモザイクをかけています。
ここから先は
¥ 390
読んでもらっただけでも嬉しいのに、サポートなんかしてもらっちゃったら感謝感激です💕