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子どもと温泉…「子育ては少しずつ自分の時間を取り戻していく過程」という言葉をしみじみかみしめる
子どもの頃、短い間でしたが由布院に住んでました。今や有名な観光地“由布院”ですが、有名になる前、全然何もない田舎だった頃です。
幼稚園前なので1〜2歳の記憶なのですが、住んでいたアパート近くの道路脇から湯気が出ている様子をすごく覚えてます。
そして当時はアパートにお風呂がなかったのか、敷地内に共同温泉がありまして(今、考えると贅沢だわー♪)そこのお風呂を、アパートに住んでいる家族ごとで使ってたんですよね。
ある時、アパートの敷地内に大きな穴を掘り始めたので、てっきり、
「これは、露天風呂ができるに違いない!」(←自分のことですけど、1、2歳でそんなこと考えるんだなーと感心する)
ワクワクしながら完成を待ってたのに、出来上がったのは「露天風呂」ではなくて「砂場」でした。
「なんで砂場なんだよー(怒)!」
と、ものすごーくガッカリしたのを覚えています。←まさに砂場を使うであろう幼児のくせに。
…どうでもいい話でした(・∀・)
そんな“おんせん県おおいた”出身者なので、温泉大好きです!
子どもがいない時は、せっせと関東近辺の温泉をまわってましたが、産後はなかなか温泉に行くこともできません。
いい加減我慢できなくなって、群馬の秘湯・法師温泉でアキラを温泉デビューさせてからは、あちこち温泉に行き始めるのですが、…これが、予想通り、大変なんですよねぇ。
法師温泉♪…また行きたいなぁ↓
ほんとに、それはもう予想通り。
温泉では、湯船に入ると30秒もじっとせず、出ようとするアキラ。(分かってた)
特に複数の湯船がある場合は、ちっともゆっくり浸かれず、ひたすらアキラの後をついて湯船を渡り歩くのみ…。(分かってた)
露天風呂も、アキラにとっては“お風呂のある公園”みたいな位置づけなので、いつも以上に大はしゃぎ。(分かってた)
珍しく、アキラが横でじっとしてたことがあり、ちょっとでも温泉を堪能しようと「ふぅ〜、やれやれ」と目をとじたら、アキラが足を滑らせて沈んでいった時もあったので、ほんとにもー、一瞬たりとも気が抜けません!!
ほんとに…温泉って癒やしの場だったはずなのに、子連れだと、ただただ疲れるんですよねー。
そうなるのは分かってたし、イヤだったら行かなきゃいいんですけど…でも、温泉って行きたくなっちゃう。やはりこれは、おんせん県おおいたのDNAなのでしょうか!?
浦安に住んでいたので、近くの大きな温泉施設「湯巡り万華郷」にもよく行ってました。
ある時、決してお安くない料金を払い、いつも通り「まずは外の水着エリアで遊ぼうー♪」と思ったら、アキラがいきなり走り出しまして、見事なまでのスッテンコロリンを決めました。
後頭部をガーンと打ってしまい大泣きです。
「痛ーーーいい。痛ーーーい」
もうっっ!…だから、あれだけ走るなと言ってるのに…、と思ってると、
「痛いからもう帰りたい」
え?
ウソでしょ。
今、来たばっかりじゃーん!! 料金分どころか、全然まだお風呂入ってないんですけどー!!
帰るの?
いやいやいや…。
確かにゴーンって頭打って、とっても痛そうではあるけど、お風呂入らないで帰ったらお金もったいないじゃーん(・∀・) ここ、安くないんだよーー!
なんとかアキラの気分を切り替えて「帰る」を撤回させなければ! 痛がってる後ろ頭をヨシヨシしながら、
「ほら、痛いの痛いの飛んでけーー。飛んでけーー。
よーし、飛んでった! ほら、もう、飛んでっ…」
「飛んでいかない! 帰る、もう帰るーーー!! んぎゃあーー」
…あぁ、ダメだ。ダメだった。母の努力むなしく。
こうなってしまったら、もう帰らないと収拾つかない状態です。
しょうがないので、泣きながら(←アキラではなく、私が)お風呂に入らず帰りました。あーあ。
そんな温泉の思い出も色々ありますが、アキラが女湯に入れないほどに成長してからは、そして、続く次男ハルキも一人で温泉入れるようになり、再び、母は一人でのんびり温泉に入れるようになりましたー! 幸せが戻ってきましたー♪
「これ、これ〜♪ 温泉はこうでなくちゃ〜♪」
子育ての喜びの一つに「少しずつ自分の時間を取り戻していく」っていうのを、どこかで見かけたのですが、まさにそれ!!
子どもが少しずつ自分のことを自分でできるようになると、母はそれをしてあげなくてよくなるわけですよね。当たり前だけど。
お風呂に一緒に入ってあげなくてよくなる。
ご飯あーんしてあげなくてよくなる。
服を着せてあげなくてよくなる。
一緒に寝てあげなくてよくなる。
子どもが自分で色んなことができるようになっていく。
子どもの成長自体も嬉しいですが、自分の時間を取り戻していく過程も、ホントに嬉しい(有難い?)ものだなぁと、しみじみしている今日この頃です💕
文中のイラストはアキラが小さかった頃、フレーベル館さんで1年間連載させてもらったイラストエッセイから。今回は3月号の分です。
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