「マンガでおさらい中学英語 だいじなとこだけ」レビューと評判📚
やあ、まさぽんだよ。
このnoteマガジンでは、ぼくの過去の経験から得たバイリンガル視点👀で、市販の英語関連書籍をズバズバとレビューしているよ📚。口コミサイトだけでは分からない「実際どうなん❓」って部分を友達口調で解説しているので、これから英語を学んでみたい初心者はチェックしてみるといいよ。
今回ぼくがレビューするのは、漫画家のフクチマミさん&大学教授の高橋基治先生がコラボして書いた「マンガでおさらい中学英語 だいじなとこだけ~中1文法やり直しでみるみるレベルアップ~」っていうタイトルの書籍だ。
書籍とはいっても、このタイトルの通り「マンガ」なんだよね、これ。
マンガで書かれているだけあって、めちゃめちゃ読みやすいwww
しかも、ただ読みやすいだけではなく、英検準1級を持ってて英語指導経験も豊富なぼくでも気付かなかったような「あっ、そーゆーことか」っていう視点が盛りだくさんだから、結論から言えば、超オススメの本だ。
ってことで、今からこの本の何がオススメなのかを詳しくレビューしていくよ。また、世間の評判とかも載せておいたので、ほかの英語初心者がどう感じているかを知りたい人は、最後までチェックしてみてね。
タイトル:マンガでおさらい中学英語
著者:フクチマミ / 高橋基治
出版社:KADOKAWA
ページ数:227ページ
📚「マンガでおさらい中学英語 だいじなとこだけ」の著者:フクチマミ氏のプロフィール
まず、この漫画を書いてるフクチマミさんのプロフィールについてお伝えした方がいいと思うので、簡潔に載せておくね。
私が初めて英語を習ったのは10歳のとき・・・ですが、英会話教室では英語がまったく身につかず、中学1年の1学期にはすでに授業についていけなくなり、その場しのぎの勉強(テキスト丸暗記など)を繰り返し・・・、立派な英語アレルギーに育ちました。
って感じで、小学校の頃から英語に対して強い苦手意識をもっていた人だ。
そんなフクチさんが、英語教育のスペシャリストである高橋先生と出会い、中1英語をベースとした「英語の基礎」を教わっていく。そんなストーリー形式で、このマンガは進行する。
どうもね、思春期の頃って、恥ずかしくてなかなか「質問」ができないらしくて、そのままズルズルと苦手意識を引きずってしまいがちなんだけど、中年以降はだんだん図々しくなる()から、当時抱いていた「なんで❓」という質問をガンガンぶつけて、疑問を1つずつひも解いていけるってわけね。
・・・まあそんな感じのことが、このマンガの最初の方に書いてあった。
べつにぼくが「中年女性は図々しい」と思っているわけではないよ。
実際、「英語が得意な人」と、「英語がニガテな人」って、ぜんぜん視点が違うんだよね。
これはぼくも普段から強く感じる。
というのも、ぼく自身、中学生の頃からはわりと「英語がデキる」側だったし、特に教わったことを疑問に感じることもなく、スッと受け入れてきたタイプだからだ。
でも、大人になって、英語を人に教える活動に携わっていくと、「英語が昔からニガテな人」とは、ちょっと感覚が違うんだな、と実感する。
ぼくとか、他の「英語得意組」のバイリンガルの多くは、英語に対してあまり疑問を持たずに「英語ってそういうものだから」って、スッと理屈を受け入れるんだけど、「英語苦手組」の場合、その「そういうもの」って感覚がいまいち受け入れられないのだ。
著者のフクチマミさんも、「英語ってそういうものだから」っていう理屈抜きの暗記がムリなタイプだったけど、その疑問を1つ1つ解消するたびに、英語の面白さを実感していった。
そう。英語という言語はすべてに「理由」があるので、そこの理屈を誰かに解説してもらえれば、一気に興味が湧くようになるんだよね。
ぼくら人間が勉強にモチベーションが下がるのは、「わからない時」だ。
つまり裏返せば、「わからない」ことを「わかるようになった」時に、きみの英語に対するモチベーションは爆増する可能性があるのだ。
📚「マンガでおさらい中学英語 だいじなとこだけ」を率直にレビューしてみたよ
このマンガで個人的に面白かった点はたくさんあって、元々英語ができた人間が「なんとなく」覚えてしまっている部分の背景を、高橋先生がスーパー分かりやすく「理屈で」解説してくれているところざんすね。
日本語と英語って、違うからさ。
その日本語と英語の違いに注目して、具体的に「この文法はこういう理由があってこうなってるんだぜ……」って感じで、詳しい解説をされている。
ぼくも普段から文法をベースとして英語初心者に教えてるけど、「おお、そんな視点があったか、スゲー」っていう "気付き" を多く得られた。
この先生、普段は東洋英和女学院っていう女子大で教鞭を振るっている人なんだけど、案外、大学生でも知らない英語の基礎知識ってのがけっこうあるみたいだわ。
なので、英語初心者だけではなく、中級者や上級者にも、概念をもう一度理解し直すって意味で、面白く感じるかなと思う。
ただ、高橋氏の教え方だけではなく、それをイラストで上手く表してるフクチマミさんも率直にすごい。
前置詞の解説とかってさ、よく「イメージ」でとらえろって言うじゃん。
でも、イメージ図を見てもよくわからんって人、実はけっこういんのね。
だけどフクチマミさんのイラストだと、そのあたりがけっこう分かり易くて、とっつきやすいイメージが使われていた。しかもストーリー性があってその都度疑問を解消していく流れだから非常にわかりやすい(と思う)。
たとえば一例をあげるならこんな感じ↓
たぶん、英語初心者で、前置詞がニガテな人でも、これなら分かりやすいんじゃないかな、と思うのだけど、どうだろうか。
📚「マンガでおさらい中学英語 だいじなとこだけ」の目次
以下はこのマンガの目次だよ。タイトルだけでも気になる内容が盛りだくさんだよね。実際おもしろかった。
Part1:カタチがあるのに「数えられない」のはなぜ?
Part2:「am=は」ではありません
Part3:英語に「未来形」は存在しない
Part4:「what」と「how」がわかれば疑問詞マスター
Part5:命令文は「命令」じゃない!
Part6:「助」動詞なのに目立ってる!
Part7:接続詞を使うと英文がレベルアップ!
Part8:イメージをつかめば前置詞は間違わない!
Part9:「文型」は英語の設計図
この中でぼくのオススメは、助動詞と文型かな。
自分の中ではだいたい「こんな感じ」って分かってはいるんだけど、それを英語初心者に説明するってのはけっこう難しいんだよね。
でもこのマンガではその「かゆい所に手が届く感じ」の解説がふんだんにされているなって思った。
📚「マンガでおさらい中学英語 だいじなとこだけ」の口コミ・評判
以下はこのマンガの世間からの口コミだよ。
・・・ってことで、このマンガだけでは英語をマスターできるって訳ではないけど、分かり易くて評判も良いのは事実だ!
ぼくのおすすめとしては、まずこのシリーズを一通り通読してみて、その後で本格的な文法学習に入ると、英語の構造を脳内に落とし込んで、英作文とかもバリバリできるようになるかと思うよ。
さらに口コミ・評判をチェックしておきたい方は、アマゾンにも多くのレビューがあったから、そちらを見ておくと良いでしょう。もちろん偏った評判もあったけど、まあそれはそれで参考にはなるので。
📚 まとめ
今回紹介したのは「マンガでおさらい中学英語 だいじなとこだけ」というマンガ系英語学習書。
個人的に、高橋先生の好感の持てるポイントは、巷の英語業者みたいに「学校英語をやたらと批判する」スタンスを取らないところだね。
なんか、自分の主張にインパクトを強めるためになのか知らないけど、過剰に学校英語を敵視してる系の英語講師っているやん。
ぼくは個人的に、あーゆーのは微妙だなって思ってて、できれば学校で学んだ英語を活かして、さらなるステップアップを図ろう!という向上心あふれる姿勢で英語を学び直した方がいいと思う。
そのあたりは高橋先生と同じなので、もしきみが似た印象をもっていたら、ぼくとは相性がいいかもね。
このnoteでは、「マンガでおさらい」シリーズは過去にレビュー記事を書いているので、それらも合わせて読んでみるのがおすすめだよ。
このnoteでは英語初心者向けに、なるべくモチベーションを高めて英語の壁をガンガン乗り切ろうぜって話をしてるから、他の記事も読んでみてね!
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