「海外ドラマはたった350の単語でできている」のレビューと評価📚
今回は、kindle本の「海外ドラマはたった350の単語でできている」のレビューとか、ぼくの個人的な評価を書いていきたいと思うよ。
ぼくも少し前にこの本を読んだのだけど、面白い視点で英会話について語ってるから、既に英語はそれなりに話せる僕でも「へ~~」って感じで参考になった。
「これから英語をペラペラになってみたいぜ!」って願うきみは、この本をじっくり読んでみると、思考が整理されると思う。
この本を読んでもいきなり英語ペラペラマンになれるって訳じゃないけど、わりとサクっと読めるし、知識としては持っておいて損はない。
英語を喋りたいきみには「なるほど!」って思える内容が多いので、いまからこの本で読んだ内容をきみにもシェアしていくぜ。
Let's read!
💎「海外ドラマはたった350の単語でできている」著者のcozyさんのブログってこんな感じ
まず、「海外ドラマはたった350の単語でできている」の著者であるcozy氏についてだけど、この人、英語学習のブログやってんだよね。
いったいどんな人が書いてんだろう??
って思って色々読んでたら、英語初心者向けに、「カンタンにできるスピーキング」とか、重要な英語マインドについて語っている。
本に書いてあった内容も、ブログを読めばより深く学べるって感じ。
ただ、ブログはいかんせん量がすげー多いから、本を一冊読んだ方が効率的に情報は得られるかなって思った。
で、このブログの面白いのはさ、ぼくらが恐れまくってる「間違った英語」をあえて肯定しているところなんよ。
↑こーゆーのを例に挙げて、あえて「間違えることを恐れるな」って主張をすることにより、日本人にありがちな「正しい英語を話さなきゃならない」恐怖症を乗り越えようっていう主張やね。
まー日本に来る外国人とかさ(たとえばかつてのボビーオロゴンとか)、平気で日本語間違えまくってるし、そういうミスがあるから面白いキャラを確立できるってのはあるよね。
日本語がペラペラでミスもしないし、礼儀正しくて日本のマナーをよく心得てるって人よりも、日本語間違えまくってるけど笑って誤魔化しまくる、みたいな外国人のが仲良くなれそうな気がするよね。
て感じで、まあ英語初心者は必ず間違えるんだけど、その「間違えること」自体を恐れないマインドを共有してくれてるってのが、cozyさんの基本姿勢なわけだ。
💎 電子書籍「海外ドラマはたった350の単語でできている」のネタバレ
で、この本(電子書籍)の内容だけど、ブログの中から特に重要度の高いものだけを抜き出して分かりやすく書き上げたって感じかな。
軽くネタバレになっちゃうけど、今から内容を共有していくよ。
目次はこんな感じ↓。
これ、タイトルだけ見てると「うさんくせぇなぁ・・・」って思う部分もあるけど、著者のcozyさんも、出版社の方針にはだいぶ反対したらしい。
ちなみに、実際たった350語で英語を話せるのかよって感じだけど、まあこの本によれば、海外ドラマに「Sex and the city」出てくる英単語の数は、合計でなんと「12,088個」もある。
これだけ聞いたら「ギョエー(;´Д`)」って感じなんだけど、でもその中の約半分(5,188個)は、たった1回しか使われていないのがミソだ。
さらに、全セリフの約80%は、なんと「たったの350個」の単語で構成されているっていう驚愕のデータが明らかになった。
だから、優先順位としては、真っ先にこの「350個」の英単語を使いこなせるようになるのが大事。
具体的にどんな単語があるかっていうと、たとえばこんな感じ。
これが上位100個の「横綱」および「大関」の英単語ね。
たぶん日本人なら、英語がニガテな人達であっても、「まあこれくらいなら意味は分かるぜ!」って感じかなー。
「マジかよ、s〇xってそんな頻繁に使われんの?」って思うだろうけど、まあドラマが「SATC」だからさ、下ネタは多めに出題されてる。
あれ、ぼくも見た事あるけど、ひたすら女さんに都合の良い展開のストーリーだから、きみが男なら、ある程度は覚悟してみた方がいいぜ。
💎「海外ドラマはたった350の単語でできている」のレビューと評価
さて、この本のレビューと個人的な評価について今から語っていくんだが、まあAmazonレビューを見て貰えば世間一般の反応はだいたい分かる。
あと、オリラジの中田あっちゃんがYouTubeで紹介していたんで、そこのコメント欄とか読んでもらえば、人々がどーゆー評価をこの本に下しているかはだいたい分かる。
で、この動画を見て貰えば分かるんだけど。
「英語をずっと勉強してきたのに話せない」人向けだって言ってるよね。
つまりこれ、英語をずーーーーーっと「勉強」してきて、もう基礎理論とか読解とかリスニングとかけっこう習熟している、だけど「話すこと」だけができない人って意味。
英語をまがりなりにも「勉強してきた人」と、「ぜんぜん勉強してない人」とでは、属性がだいぶ違う。
中田あっちゃんの場合、大学受験の時は自分を椅子にロープ縛り付けて、身動き取れないようにしてひたすら机にかじりついて勉強したっていうエピソードもあるくらいだ。
まあそのくらい、やりまくってる人だからさ、中田敦彦氏は、英語の「基礎」に関してはもうとっくのとうに分かってるわけよ。
でも、世の中で「英語を話せるようになりたい人」って、どんな人が多いと思う?
つまり、英語を学ぶのに最も重要である「英文法」が、根底から抜け落ちてしまっている人が多い。
著者のcozyさんとか、YouTube大学の中田敦彦さんとかは、そうじゃない。
彼らは「英語をやりまくってきた」側の人達なんよ。
つまり、英語を学ぶのに最も重要である「英文法」については、もうイヤというほど何度も反復練習を繰り返し、確固たる基盤を持っているってこと。
その上で、「英語はまず会話から始めろ!」って言ってるんだけど、まあ実は彼らも分かってるわけよ。文法とか単語とか、読み書きが重要だって。
でもあっちゃんとか既に350万人のチャンネル登録者数がいるんで、その大多数の一般大衆向けが好きそうな情報を発信しなきゃいけないから、「英語はまず読解からやれ!」なんて回りくどいこと、言えないんよ(ノω<;)
でも、英語はマジで基礎からちゃんとやってきた人のが、結果的に会話も上達してる。
ぼくもそーゆータイプで、文法やら発音やら読解やら英作文については、受験生時代に必死に勉強しまくって、できるようになってる。
そーゆー基盤があった上で、海外留学に行ったから、ものの3ヶ月程度でも、日常会話はフツーにできる位まで上達したんだ。
だからこそ言うんだけど、「文法ルール」がそもそも分からないって人は、英会話とかやる前に、まず「文法」をしっかり勉強した方が良いんだって。
だって、交通ルールが分からないのに、車の運転なんてできないでしょ、それと一緒。
まあ文法に関しては賛否両論あるのは分かっておるけど、長年、ぼくいろんな英語学習者を見て判断していることなので、初心者はとにかく文法ルールはしっかり押さえた方がやり易いぜってことは伝えておきたい!
💎 まとめ
「水泳は座学で学ぶよりも、まず水に浸かって泳ぐ練習をすることが大事だよ、だから英語も机の上でひたすらガリガリやってるよりも、まずはとにかく喋れよ」的な主張をしたい気持ちはぼくもよくわかる。
でもまあ、それはある種の「理想論」だってことを伝えておきたい。
今回紹介した「海外ドラマはたった350の単語でできている」って本も、読んでみる分には面白いし、実践的な訓練方法も載ってるし、決して悪い書籍ではない!
だがしかし、たった「350個」単語を覚えただけでは、英語で言いたいことはほとんど話せないのが現実だ!
だってまあ、日本語で考えてみりゃよく分かるけど、そんな同じ単語ばっかり使ってるわけじゃないしね。
1日当たりに使う単語は確かにそんな多くないけど、毎回毎回同じ単語ばっかり使ってたら、それは同じよーな生活をしてるってことに外ならず、退屈極まりない日常になるだろう。
だから、ちょっとハードル高く感じるかもしれないけど、なるべく英単語は増やせるだけ増やしていこうね。
実際、ネイティブが知ってる語彙数は、3万語とか5万語とか言われてる。
だから日本人の非ネイティブであるぼくらは、せめて1万語くらいは使えるようになっておきたいところだ。
「10000語」って聞いたら「ウゲッそんなん無理に決まってんじゃん」って拒絶反応があるかもしれんけど、最初から無理だって思ったらぜんぶ無理なんだよ(・`ω´・)
漫画「SLAM DUMK」で、安西先生が桜木花道の夏の合宿課題で「シュート2万本です」って言った時の、花道のセリフを思い出してみようぜ。
「2万で足りるのか?」
だぜ。カックィー。
やっぱさ、誇り高きサムライ気質の日本人なら、これくらいのセリフはサラっと言えるようになりたいところだよな。
そりゃさ、現実は大変なこともたくさんあるのは間違いないけど、気持ちで負けたら全部ダメになるやん。
だからせめて、気持ちだけでも強気で勝負を仕掛けなアカン。くじけそうになった時に自分を支えられるのは自分しかいないからね。
ぼくはきみに「ラクをして英語を極める方法」は教えないが、きみの英語学習をよりラクに、かつ楽しく感じられるためのコツは教えられる。
【次の記事】
▷ 英語の勉強本をいくら読んでも、英語は話せるようにならない!?
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?