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強者の団子サッカーはサッカーではない

強者の団子サッカーについて少し述べます。

弱者の戦略については、サイドの駆け上がりで、空きに詰めて撃つもの、という解釈をした場合、概ねの理解が出来ると思っています。

けれども、サッカーにおいては、如何なる強者であろうとも、狙えるなら狙うものです。

何故、戦争や商売において、強者は弱者の戦略を取らないのか。
戦争も商売もサッカーではないからです。

強者はどう戦うか

強者はどう戦うか。
数的優位をつくり出し、数で攻めます。

ここで大事なのは、戦争も商売も人数制限がないということです。サッカーではないからです。

フィールドに100人を同時投入しても良い。
GK100人でもFW100人でも出来る。

数で圧倒することが出来るのです。
余程のことがない限り必ず勝てます。

トッププロと就学前児童ぐらいまで大差があれば別になりますが、それはトッププロが飛び抜けているだけの話。

11人対100人では勝ち目がありません。
もし、11人対100人で勝つことがあったとしても、強者は1000人や10000人で再勝負に勝ちます。

強者の団子サッカーは雑兵サッカー

強者はいくらでも人数を用意するため、そして、用意できるため、基本戦術として団子サッカーをすることになります。

団子サッカーでも勝てるぐらい人数を用意すれば必ず勝ちます。

けれどもそんなもの、サッカーではないのです。

組織としては烏合の衆、個人としては数合わせ、それが大組織なんです。

限られた人員を最大限に有効に活用するよりも、前例踏襲、例年通り、それで勝てるのです。

強者の団子サッカーは雑兵サッカーなんです。
雑兵が群がっているだけ。

けれども、雑兵であろうと勝てるぐらいに大量に群がることができれば勝ててしまうのです。

現実はゲームではない

現実の恐ろしいところは、雑兵で消耗してしまうところなんです。
現実はゲームではないのです。

ゲームならば、雑魚に全体攻撃が出来ます。
けれども現実はゲームではないですからね。

個々人にゾウとアリぐらいの能力差があろうと、アリの大群が押し寄せたら負けるのです。

だからこそ、個々人としては、雑兵にはならないように、気をつけないといけないのです。
雑兵の数合わせであろうと大群になってしまえば勝てるからです。

そして、いつまでも雑兵をさせられていた場合、個々人の能力が伸びていきません。
数合わせに過ぎないからです。

鶏口となるも牛後となるなかれ。

牛後になるのが簡単だからこその戒めであろうと思えてきますね。

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