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忍者が四方手裏剣を好むと思えない
2月22日は忍者の日と猫の日です。
ニンニンニンで忍者の日。
ニャンニャンニャンで猫の日。
滋賀県彦根市ではひこにゃんが忍者の格好をするそうです。ひこにゃんは猫ですから。
(彦根市は甲賀市ではないのですが。)
東京都でもしているようですね。
今日は忍者の話にしようと思います。
忍者は合理的である
私が一番なりたいのはドラゴンです。
ドラゴンになりたい。
ドラゴンはカッコイイからです。
けれども忍者にもなりたいものですね。
子どもの頃には「カッコイイから」でした。
現在では「合理的であるから」です。
私が子どもの頃、最も合理的であると思ったのは「手裏剣」の話です。
忍者の手裏剣と言えば、折り紙にあるような形、四方手裏剣がすぐに浮かんできます。
土産物売り場にあるのも四方手裏剣が多いように見受けられます。
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魔界のドラゴン夜光剣の会社が製造している。
上記リンクより筆者引用。
けれども、落第忍者乱太郎(忍たま乱太郎の原作)を読む限り、四方手裏剣だとあまり合理的ではないように感じられます。
以下に述べていこうと思います。
忍者は数枚程度しか手裏剣を持たない
忍者は目的ごとに手裏剣を使い分けます。
四方手裏剣はあまり目的に適さないのです。
忍者の基本は遁走です。逃げなんです。
ゆえに手裏剣を数多く持ち歩きません。
重いから。嵩張るから。
数枚程度しか持ち歩いていないので、そのへんのものを手裏剣代わりに当てるのが基本です。
では、数枚程度で持つなら何が良いか。
一つ目は一枚でなく一本です。棒手裏剣です。
手首に隠しておいて盾代わりに用います。
最後の手段として武器にも出来ますからね。
(詳しくは落第忍者乱太郎にあります。)
二つ目以降は何を持つか。
私は四方手裏剣ではないと推察します。
四方手裏剣より十六方手裏剣
いくら練習したところで、四方手裏剣では確実に当たることがありません。
尖った部分が四箇所しかないからです。
数枚持ち歩くなら、八方手裏剣や十六方手裏剣であろうと思います。確実性が格段に上がります。
八方手裏剣や十六方手裏剣は、四方手裏剣に比べ殺傷能力が格段に落ちます。
(深く刺さらないからです。)
けれども、手裏剣に殺傷能力を期待するようでは忍者らしくありません。
手裏剣は「手段」であるからです。
「手段」でなく「目的」こそが大事です。
忍者の目的は戦闘ではありません。
諜報や勧誘が基本です。
ゆえに何枚も手裏剣を持ち歩かないのです。
それでも持ち歩くのは、確実に当てるため。
浅くても刺さりさえすれば良いのです。
八方手裏剣や十六方手裏剣に毒を塗っておけば、浅く刺さっても目的達成なのです。
ゆえに私は、忍者が四方手裏剣を好むと思えず、十六方手裏剣を好むように感じられるのです。