見出し画像

今年を振り返ってみると北陸ダービーの年だった

前回、中四国の同時昇格の話にしました。
来季からのダービーが楽しみですね。

今回は、ダービーの話にしようと思います。

今年を振り返ってみると北陸ダービー

今年(2024年)を振り返って、ダービーと言えば、やはり、北陸ダービーでしょう。
(冒頭画像はツエーゲン金沢公式より筆者引用。)

ツエーゲン金沢とカターレ富山のダービーです。

2024年1月1日に能登半島地震がありました。
石川県だけでなく、富山県も被災地です。

北陸ダービー自体は、ツエーゲン金沢の降格で、震災の前から決まっていたことではあります。
全くの偶然ではありますが、能登半島地震の年に北陸ダービーになったのです。

ツエーゲンがJ2に昇格した年、ちょうどその年、カターレがJ3に降格していたので、ありそうではあるけどなかった試合です。

そして、今季でカターレのみがJ2に昇格したため来季には無いダービーです。

ツエーゲン金沢の新スタジアム

ツエーゲン金沢の新スタジアムは、北陸では初のサッカー専用スタジアム(専スタ)です。
(すんげえ羨ましい。)

しかしながら、去年(2023年)の段階では、特に、特筆するようなことはありませんでした。
少なくとも私は、気にもしていませんでした。

広島の新スタや長崎の新スタと比べてしまうと、どうしても地味ではあったのです。

上記記事では、執筆者の宇都宮徹壱さんが、こう述べられています。

さまざまな見方があるだろうが、私が考える一番の理由は、広島や長崎に比べて「ストーリーが見えてこないこと」だと思う。

上記記事(2023/10/9(月) 18:28)より筆者引用。

そしてこう締めくくられています。

気になるのは、ツエーゲンの現在の順位だ。第38節を終えて、降格圏内の22位(最下位)。これだけの幸運に恵まれながら、新スタジアムが完成するのである。何とか自力で残留を達成し、来季はJ2の舞台で新スタの開幕が迎えられることを願うばかりだ。

同上。

2023年10月の時点では幸運が幾つも重なっただけのように見えていたのです。
残留しろよ、でしかなかったのです。
(私は気にもしていませんでした。)

けれども、ツエーゲン金沢は降格しました。
そして、能登半島地震が起きました。

プレシーズンマッチ

能登半島地震の一ヶ月後、プレシーズンマッチがありました。(2月18日のことです。)
新スタジアムのこけら落としとして、です。

私は震災後のチャリティーマッチだと思っていたぐらいで、当時は気にしていませんでした。
(チャリティーマッチでもありますが。)

けれども、今から振り返ってみると違います。
北陸ダービーの前哨戦だったんですね。

相手が富山だったため、大盛況のようでした。

北陸ダービー1

前哨戦の一ヶ月後、北陸ダービーの本番です。
富山側で行われました。
こちらもチャリティーマッチです。
富山県知事がニュースになっていた試合です。

新田八朗富山県知事公式Xより筆者引用。

言って良いことと悪いことがあります。

けれども、富山県知事としてはそう言いたくなる相手がツエーゲン金沢だったということです。

10年ぶりの対決だったそうですね。
(プレシーズンマッチを除く。)

北陸ダービー2

そして9月、今度は金沢側で行われました。
プレシーズンマッチと同じ場所、新スタです。

如何なる試合も負けられないものではあります。
けれども、ダービーの場合には強調されますね。
煽り合いポスターまでつくられていました。

石川・富山の関係性を揶揄した煽り合いポスターが完成。
良き仲間であり、そしてライバルだからこそ言えるコピーで、両県民に北陸ダービーの認知、来場を促します。

上記より筆者引用。

良き仲間であり、そしてライバルだからこそ。

良いですね。

お互いが意識していないと出来ないことです。
共通ロゴがつくれるぐらいの間柄であるからこそ出来ることです。

来季に北陸ダービーはない

来季に北陸ダービーはありません。
カターレがJ2に昇格したからです。
チャリティーマッチがあれば別ですが。

北陸ダービーがあるのは、ツエーゲンが昇格し、カターレが残留した場合。
この場合はJ2での北陸ダービーです。

もしくは、カターレが降格し、ツエーゲンが残留した場合。
この場合はJ3での北陸ダービーです。

J2での北陸ダービーも見てみたいものですね。

両チームのサポーターではない県外の人間からも注目したくなったのが北陸ダービーです。

良い形で(J2で!)あると良いですね。

いいなと思ったら応援しよう!

この記事が参加している募集