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参議院の比例は候補者名で投票しよう

前回、比例単独について述べました。

比例単独は衆議院のみです。
参議院は単独ではない比例(比例重複、比例復活)がないからです。

今回は、参議院の比例を述べていきます。

参議院の比例は候補者名で投票しよう

参議院の比例区は、(特定枠を用いる政党を除き、)非拘束名簿式になっています。
政党名、もしくは、候補者名が有効票です。

私は、「候補者名で投票しよう」と主張します。
読者の皆さんにも「是非是非、候補者名で!」と呼びかけたいのです。

参議院の比例候補は、非拘束名簿式であるため、「所謂タレント議員」が多くいます。

参議院の比例区が全国区であるためです。
「テレビでよく見る」という効果は、昭和ほどの視聴率ではない現在も、極めて大きいのです。

ゆえに、比例の一位も二位もタレント議員になるという結果が、珍しくないのです。
そういう結果は濃く出てくるのです。

薄めましょう。
濃度が濃く出るなら、薄めましょう。
非拘束名簿式であるので、有権者の手によって、そういう結果を薄めることが出来るのです。

非拘束名簿の名簿順を変えられるのは、政党ではありません。皆さんの一票一票です。
テレビタレントに入れてしまう一票が多いために現在の結果があるのです。
一票一票でしか、現状は変わらないのです。

ではどうすれば良いか

ではどうすれば良いか。
まず、私の一票は候補者名にしています。
ここまでは確定です。
私は毎回、候補者名にしています。

問題は、その次。
私の一票だけでなく、あなたの一票も。
候補者名にしてほしいのです。

私とあなた。
支持政党が同じであろうと、違っていようと。
支持政党があろうとなかろうと。
候補者名にしてほしいのです。

非拘束名簿式は人気投票ではありません。
タレント議員が上位を占めてしまっているのは、人気投票でないのに、人気投票になってしまっているからなんです。

私の一票とは違う一票でも。
私の支持政党とは違う一票でも。
候補者名の一票には価値があります。
名簿順が変わるからなんです。

衆議院議員に聞け

そんなことを言われても。
誰にすれば良いのかがわからないから。

大丈夫。
そういう人は、聞けば良いのです。
誰に聞くか。
あなたの選挙区の衆議院議員に聞くのです。
あなたが投票した衆議院議員に聞くのです。

参議院議員通常選挙は、最重要選挙です。
しかも選挙区が都道府県です。(合区以外。)
応援演説に衆議院議員が並んでいるのです。

演説の前後を見計らって、聞いてみましょう。
出入り口に何人か、必ずいるはずです。

あなたの選挙区の衆議院議員か。
あなたの選挙区の隣の選挙区の衆議院議員か。
気さくであれば、答えてくれます。

「自党はみんな良いよ!」という答えが多いですが、時々、「何々さんは良いぞ!」があります。

衆議院議員に限りません。
政治家には、気さくな人が多くいます。
気さくな人が答えてくれます。

答えが思っている人と違っても良いのです。
自分が良いと思わなかった人以外にすれば良い。

衆議院議員の答えは、答えでなくヒントです。
自分の答えだけが答えです。

参議院議員に聞け

別の方法もあります。
参議院議員に聞けば良いのです。

参議院議員は半数改選です。
非改選議員が応援演説に駆け回っています。

演説の前後を見計らって、聞いてみましょう。
誰が良いか。

非改選の参議院議員も、衆議院議員と同じです。
「自党はみんな良いよ!」という答えが多いですが、時々、「何々さんは良いぞ!」があります。

「何々さんが良いぞ!何々さんをよろしく!」

私は、非改選の参議院議員から、選挙用の名刺を二枚もらったことがあります。
御本人のものと、比例候補のものを二枚。
(選挙用の顔写真入りフルカラー名刺です。)
そういうことがたまにあるのです。

応援演説の参議院議員を忘れるな

そして、もう一つ。
前回で非改選の参議院議員は、来夏に改選です。

応援演説に他県から駆けつけてくれた人にする、そういう選択肢も大いにアリです。

応援演説に力が入っていたから、という理由は、「テレビで見るから」よりも余程健全です。

参議院の比例は、知名度や業界票で決まっていくことが多いですが、演説の説得力で決めるほうが余程健全です。

何々さんの時に何回も応援演説に来てくれた。
何々業界だからとかは抜きでこの人。

そういう投票が、そういう投票こそが、元々の、制度理念に沿う投票なんです。

私は何度でも言います。
参議院の比例は候補者名で投票しよう。

そして、その候補者名を決めるのは。
自分の一票。自分の周りの皆さん。
そして、画面の前のあなたたちです!

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