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固定観念(2の2)【エッセイ】一〇〇〇字

 風呂は、朝、入るようにしている。
 大学を出てすぐにバス付の部屋になったので、半世紀近くになる。夜は晩酌(程度では収まらないが)を日課にしているので、飲酒後は心臓に悪いということもある。が、起床後に入浴することで(気持ち)目がパッチリと開き、スッキリすることが大きい。風邪は数えるほどしかひいていないのは、その効果と信じている。
 洗顔し、洗髪し、体を洗い、髭を剃る、というローテーション。何の疑いもなく繰り返してきた。が、この10年、変えたことがある。ゴシゴシと体を洗っていたのだが、擦ることをやめた。
 皮脂層は乾燥を防ぐだけでなく、角質の中と毛穴にある常在菌のすみかを守る働きもあるという。その常在菌は、外来菌や病原菌の侵入を防いでくれる。皮脂がなくなると皮膚が乾燥し、この菌が活動できなくなってしまう。この状態が続けば、病原菌などが繁殖しやすい環境になって、雑菌だらけの肌になる。ということらしいのだ。ワイドショーかなにかの番組で知り、納得。
 顔と体を同時に洗うことにしている。洗顔用に使っていたクリームを専用機器(TOP写真)で泡立て、顔面、首筋、耳の裏(ココ、加齢臭の元らしいよ)、そして全身に手のひらで塗る。擦らない。手の届かない背の中央部だけは、泡をつけたタオルで軽く、当てる程度。
 クリームも使わない人もいる。タモリだ。“タモリ式入浴法”として、テレビでも紹介されたようだ(皮膚科医の夏井睦氏も推奨している)。
 「皮膚の分泌物は皮脂を含めて水溶性の物質。なので、38度ほどのお湯に10分ほど浸かっているだけで、汚れは落ちていきます。頭皮もお湯だけで洗う“湯シャン”で十分です」とおっしゃる。福山雅治やローラ、窪塚洋介、妻夫木聡なども、その一派のようだ。
 とのことなので、洗髪もシャンプーは使わない方がいいらしい。私も励行し、普段は、シャワーだけにしている。せいぜい理髪店に行ったとき。仕方ないからシャンプーを許可している。
 エッセイの師匠が編集者時代に、五木寛之を担当したときのことを話してくれた。「五木さんは、髪型のボリュームを出すためにシャンプーは使っていない」と。
 ダンディ五木ならではの拘りと、素直に真似してみた。5年位になる。結果的にちょっとふっくらしてきたようだし、痒くもないし、フケも出ていない。ただ、前髪の伸びが鈍い。これは加齢とともに致し方ないのかもしれない・・・。

(おまけ1)
「臭い」がらみの投稿ショートショート(300字)が、東京新聞サンデー版に掲載されていました。なかなかのデキなので、ご覧あれ。

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(おまけ2)
一昨日、代々木公園で開催された「国葬反対」集会の様子です。
大雨の中と、報道にあったけども、ザアーっと降り晴れ間もちょっとのぞく、という繰り返し。台風の余波っぽい天候でした。

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先輩諸氏の方、多し(笑

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スピーチ諸氏
・立憲:阿部知子氏 ・社民:福島みずほ氏 ・共産:志位和夫氏 そして、落合恵子氏

志位さん(ちょっとだけ)

レモン(おば)ちゃん(爆 (1分弱)

この集会を報道したのは・・・

東京新聞朝刊(9月20日一面)

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朝日新聞朝刊(9月20日東京面)
一段ちょっとの扱い・・・やっぱり、東京よりは弱腰・・・

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しかし、他の四紙は・・・皆無。三紙は想定通りでしたが、「毎日新聞」まで、ナシ!

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さて次は、27日。(粛々と進めるだろうから)国会前です。

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