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ユーチューバー「ヒカル」についての考察①

今回考察してみたいユーチューバーは「ヒカル」というユーチューバーです。

間も無く登録者数300万人にのぼります。

自称「カリスマ」です。

実際僕も彼は日本のユーチューブ界のカリスマだと思います。数字を見れば明らかです。

ユーチューバーに詳しくない人ですでも、髪の毛が半分金髪で祭りの屋台の動画の人といえばわかる人は多いですよね。

僕が初めて彼の動画を見たのは遊楽舎というカードショップで店長がゲーム機を揺らしている動画でした。


当時はなんか面白いゲーセン動画を撮っている人がいるなーと思っただけでした。

ヒカルさんは、もともとはゲーム実況をしていた方でした。

それから顔出しをし、検証系動画やゲームセンター、開封動画で着々と登録者を増やしていきました。


祭りクジ動画の影響力

実際ユーチューバーに興味のない僕の友達も「半分金髪で祭りの屋台の人」といえばわかってくれる人が多かったです。

このお祭りの屋台のクジを全部買うという動画はTBSのサンデージャポンでも紹介されました。

この紹介のされ方が「ユーチューバーが過激なことをしているから悪いやつだ」というような報道内容でした。

サンデージャポン内ではヒカルさんにはモザイクがかけられており、声も加工されていました。

動画自体も本人曰く無許可で地上波に流されたそうです。

この動画は3000万再生を超えており、この数字からこれがどれだけ影響力がある動画かわかると思います。

このヒカルさんの人気動画の中で祭り屋台系動画が5位中4本も入っています。

世間一般的なイメージでは「ヒカル=祭りの屋台」というイメージがあるのがわかりますね。

この動画によって夏祭りのクジ屋台が幻滅したそうです。

影響力やばすぎ!


金持ちユーチューバー=ヒカル

しかしユーチューバー好きの中でのヒカルさんのイメージといえばやはり「お金」です。

「お金=ヒカル」のイメージはこびりついています。

実際祭りの屋台動画でも300万円を使ってクジを買い占めようとしていたので、この過激さは彼にしか作れない動画ではないかと思います。

彼の人気動画の上位に占めるものはほぼお金を使う動画です。

サムネに札束や「◯◯万円!」という見出しがある動画が人気だそうです。


実際コメント欄を見てみると「お金を使っているところをみるのが気持ちいい」「金銭感覚が狂った」などのコメントが多く見受けられます。

これは、お金を使いたいけど使えない人に人気なのではないでしょうか。今の時代に合っているユーチューバーですね。

日本人は貯金教なので、お金をバンバン使う人を身近で見ることで自分がお金を使った感覚になれたり、お金持ちになったような気持ちになるのではないでしょうか。

つまり彼の動画を見ている層がお金に興味のある人が多く、サラリーマンや男子大学生に多いのではないかと思います。

本人も「自分の視聴者は20〜40代男性」と言っています。

ただこれは2017年ぐらいまでの話です。

2017年秋に大きな転換期が訪れます。


VALUで大炎上

2017年に自分自身を株化できるVALUというサービスにおいて大きな事件に巻き込まれます。

この件を語ると長くなってしまうため、ここでは割愛させていただきますが、このVALU事件を機に「ヒカル」というユーチューバーは大炎上してしまいます。

まずYoutubeの活動中止。

登録者数の激変。

アンチの嵐による低評価祭り。

このVALU事件は世間一般でも大きなニュースで取り上げられました。

実際に彼のVALUを買った人も大損しています。

この時期は活動を完全自粛し、「シバター」というユーチューバーの動画にも出演はせず、LINEの電話にも出ない状況で、徹底的に身を引いていました。

LINEのやりとりで「2017年内には復活したい」というやりとりはありました。

それから約2ヶ月。

いよいよヒカルさんの復活劇が始まります。


2018年は消火活動時期

2017年11月に復活動画を出しました。

当時のユーチューバーでは異例の32分という長さの動画でした。

カメラマンであり兄の「まえっさん」と同じく謹慎中だったユーチューバー「ラファエル」がヒカルを探しに行くという動画内容で、北海道・沖縄・ハワイでのロケでした。

ただ注目すべきところな動画内容ではなくこの動画に対しての反応です。

この動画の一番のすごさはここ!

高評価11万に対し、低評価21万。

これだけ注目されている人物だということがわかります。

この当時はまだまだアンチヒカルが多かったように思います。

ただ個人的にはこの大炎上のおかげで今の「ヒカル」が築き上げられたのではないでしょうか。

ここから1年、ほぼ毎日動画投稿を続けました。

本人曰く「2018年は炎上の消火期間だった」と言っています。

ここからどのようにして低評価を消化していき、どのようにして女性ファンを巻き込んできたか。

次回はもっと深く「ヒカル」を考察していきたいと思います。