【無料記事】プロレス団体存続論-継続する施策と困難と-
久しぶりの投稿になってしまいました。
日頃のスケジュール調整不足感が否めない中、なかなかに頭も体も心も?疲労感が抜けない感じがなくもありません。
しかしながらそれは季節柄の問題もあるのかも。
最近お世話になっている方から
「三富さんて夏が終わると一気に元気がなくなりますよね。」
と言われてハッとさせられた筆者です。
たしかに言われてみると、涼しくなって思考もどこかマイナス寄りになっている自分は絵に描いたような夏男なのかもしれません。
先日の宮古島バケーションで完全に今年の夏が終わった感があるものの、こうして11月まで夏気分を味わえてしまう今の日本の気候もどうしたものか!?
と思ってしまう次第です。それはそれとして。
2024年も終盤に差し掛かってきた中で、今回は表題のテーマについて考察していきたいと思います。
業界内でも団体運営についてのスキャンダラスな報道なども見かける中で、ひとえにプロレス団体経営そして存続の難しさを実感する日々です。
関連記事としてコチラ、大変ご好評いただいてます。一つよしなに。
かく言うように、団体運営に携わる人たちを一律でリスペクトする中で、
個人的にはそれぞれのプロレス団体がどのようにマネタイズしているのかということを意見交換する会などがあれば良いなとも思っています。
▪️今日も、ヤリます。興行を!!
かく言う自身も本日もまた自社の興行でございます。
先月に引き続き2回目の開催となるPOST DI AMISTAD川崎でのサブブランド「PartySoul」公演。
チケットは当日までプレイガイドでも絶賛発売中です!
当日券販売も16:15〜
ひとつよしなに。
正直に言いますと、券売が厳しい状況です。
これまで積み上げてきた新宿FACE本公演は、固定ファンの皆様とブランドの信用力である程度の数字は毎度作っていくことが出来ています。
しかしながら、新たな土地で新たなブランドの興行となり、初回も今回も苦戦を強いられている現状があります。
大資本なき手弁当団体で興行を継続していく難しさはかねてより感じてはいましたが、2024年終盤に改めて困難に直面している状況です。
とはいえ、やるべき事は変わらないと思っています。
自身の脳内を整理する意味も込めて、今回は興行を継続するためのノウハウや、団体を存続させていくマインドや方法論などをまとめていきたいと思います。
▪️経費の概算を整理する。
・会場費
・選手、スタッフギャランティ
・広告デザイン費
毎月開催の小規模興行で言えば、まずはミニマムで上記の概算をしっかり整理することが大切かと。
川崎公演についての反省は、新宿FACEの規模感で広告デザイン・プロモーションをリードしてしまったことにあるかと。
この辺りはミニマムの興行では整理し直す必要性を感じました。
また選手スタッフもここはシビアに人数や金額についてしっかりと線引きする必要性を感じました。
▪️初心に立ち返って、営業しよう。
今回の反省としてはコレに尽きる気がします。
初心に立ち返ってちゃんと営業しないと、と言うことです。
ポスター持ってチケット持って、川崎を中心に営業ちゃんとやりましたか?
自問自答して反省する日々です。
また、これらは自身が背中を見せてしっかり後輩たちにも向き合ってもらわないといけない課題だと改めて感じています。
新宿には地盤が出来てある程度のスキームが出来た中での驕りが出ました。
深く反省し、2025年に繋げます。
▪️企業営業、地域密着営業、ご協賛のスキームを見直そう。
小規模興行に関してはゲート収入だけでマネタイズ出来ると思っていた節がありましたが、どうやらそうはいかないかもしれません。
本公演を含めて企業協賛営業チームを作っていく必要性をひしひしと感じています。自分の体は一つですし、仕事には適性が各々あるので、適材適所、人材を割り当てて良いチームを作っていく必要性を感じています。
▪️映像、サブスク、インバウンド。
書いて字の如く、ゲート収入以外に可能性のある部門を伸ばしていかないといけないですね。
PPPTOKYOではこれまでYouTubeでの配信を中心に先行投資してきましたが、2025年はそれらを徐々に回収していく時期かなとも考えています。
・メンバーシップの加入者増
・興行配信の有料化(メンバーシップを中心に方法を模索中)
・海外に向けた認知拡大のための無料コンテンツ増
この辺りは直近で良い報告が出来そうなアレコレがございます。
乞うご期待ください。
▪️副事業もしっかりと積み上げていかないと。
ハッキリ言ってイベント事業一本はかなり難しいです。
赤字が続けば、手弁当で運営している団体は火の車です。
他のプロレス団体とか本当どうやっているんだろう…!?と疑問に思うことは多いです。
ゆえに、飲食部門はしっかり積み上げていかないといけないですし、
皆様のご来店を心よりお待ち申し上げております。
https://twitter.com/LittleParty_ppp
飲食部門以外もそろそろ本格稼働していかないとですね。
2025年にスタートしたいことがあります。それらに関してはまた別の機会にでも。
というわけで、タイトルの壮大さに比べると内容が薄い気もするので今回は完全無料記事でございます。
今回は興行単発についてのお金事情などを綴ってみましたが、団体存続というテーマであれば内政事情などについても語るべきタイミングは来ると思っています。
またの機会に書いていきたいと思います。
とにもかくにも、明日の興行に一人でも多くの人に来て欲しい!
来てみてよかったと思えていただける感動と熱狂を創り出します。
本日はこの辺で。