#17 「世界のトヨタ」の始まり
こんにちは!
毎週月曜日開館の【Vivid Books】へようこそ!
今週はマンガですが、日本を代表する企業の1つ、トヨタ自動車の創業期を描いた一冊をご紹介します。
目次
1.今週の一冊
2.日本の製造業の礎
3.学び・気づき
4.さいごに
1.今週の一冊
※こちらはトヨタ産業技術記念館で販売されています。
タイトル:劇画トヨタ 喜一郎 復刻版
作者:木本正次・影丸譲也
出版:講談社、1994
2.日本の製造業の礎
今や誰もが知っているトヨタ自動車。
実は自動織機(はたおり機)の会社から生まれたって知っていましたか?
豊田喜一郎は、父佐吉が作った自動織機の会社で働きながら、仲間と国産自動車の量産を目指し、今のトヨタ自動車を中心となって設立した実業家・偉人です。
以前、佐藤浩市主演のテレビドラマ「LEADERS」でも、喜一郎の偉業が描かれていましたね。
僕はこのドラマを見たときに、日本のものづくりはすごい。と改めて感心し、自分が生み出せるものは何か、深く考えさせられました。
なので、今年の2月に名古屋に行ったときにトヨタ産業技術記念館でこの本(マンガ)を見つけ、ついつい購入してしまいました。
3.学び・気づき
まあ月並みな感想ですが、「あきらめない」という気持ちがすごく大事であると再認識しました。
当時の日本はアメリカ車ばかりで、誰もが無謀だと言っていた自動車事業を始め、途中うまくいかなくなっても、絶対に日本に国産車が必要になるという【論理】、そのためにみんなやらないから自分が成し遂げるなければという【意思】、そして自分なら必ずできるという【自信】を持って喜一郎は進んでいったと感じました。
総じて、喜一郎の【信念】によって、喜一郎自身が動いたし、それに合わせて他人も動く。そして日本が、世界が動くきっかけを作っていったといっても過言ではないでしょう。
他人から批判されるのは嫌かもしれませんが、そこを諦めず突き進まなければ、イノベーションは起きないということなのでしょうね。
さて、ちょっと別視点からの感想も。
この本から、地震や戦争などが、産業にどのような影響を与えるのかがリアルに分かるため、歴史の授業のコンテンツにしても面白いと思いました。
単純に工場が破壊される、戦争のために車の需要が増える、景気の影響を受ける、戦時中国から制限を受けるなど、社会科的な学ぶ要素がたくさんあります。
歴史の資料集の写真1枚から時代を想像してみるのはよくありましたが、実際のストーリー、特に具体的な企業・産業の生い立ちについて学ぶことで、よりイメージしやすい深い学びにつながるのではないかと思いました。
4.さいごに
こういった日本の偉人とか世界の偉人についての本はマンガ形式で小学生の頃に読んだ方も多いと思いますが、大人になって改めて読むと、自分に照らし合わせてみたり、これまで学んだ知識がもととなってさらに深まったりすると思うので、童心に帰ってみるのもいいのでは?
次の定期投稿は月曜日【Vivid Books#18】です。
それではまた。
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