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【生産性資産(知識編)】コテンラジオ「最澄と空海」

こんにちは、服部です。​


ライフシフトの大事な要素の1つである生産性資産の「知識」ですが、すぐ役に立つ知識もあれば、リベラルアーツのような「人生の土台」として持っておきたい知識もあります。​


そして今回はどちらかというと後者の「土台」にあたる知識について少しお話したいと思います。​
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この「土台となる知識」、教養と言い換えてもいいかもしれませんが、恥ずかしながら私はこれまで全然持ち合わせていませんでした。特に歴史ですねー。世界史と日本史の両方。この辺、私全然ダメなんです^^;​


ということで、まずは大枠をざーーっくりと理解したいと思い、昨年からYouTube番組である「中田敦彦のYouTube大学」や「コテンラジオ」で「ざっくり把握」に取り組んでいます。​

そして今回シェアしたいお話は「仏教」の歴史と哲学についてです。​


日本には現在多くの「お寺」がありますが、それがどのような経緯で日本に入ってきて、どのように進化・発展してきたのか。そして、日本に来る前の仏教は仏陀が始めてからどのような思想体系を作りあげてきたのか、そういったことがようやくおぼろげながら見えてきました。​


ざっくり学ぶうえで個人的にオススメなのは、日本への導入と日本での発展については「中田敦彦のYouTube大学」。特に「鎌倉新仏教6」は中田さん大好きなテーマということで、熱く語られています。また禅宗については個別テーマで扱われていますので、「外国の著名人がなぜ禅にハマっているのか」などについても、その大枠が理解できたりします。​


​一方で仏陀が仏教を始めてから日本に入ってくるまでの仏教の発展の流れや、日本に入ってきてから最澄・空海までの発展の流れについては「コテンラジオ」が詳しく、分かりやすく説明されているのでオススメです。​

ということで、仏教の歴史や思想に関心があるけど全然知らないという型は、ぜひそれら2つのYouTube番組をご覧いただければと思います。​



そして今回、私が感想としてシェアしたいのは、この週末で聞き終えたコテンラジオの「最澄と空海」でのエピソードについてです。​


パーソナリティーの深井さんが10万円分の書籍を買って読みこんだにも関わらず、それでも完全に理解しきれなかったと言わしめる仏教!合計4時間20分の超大作でございました。​


そして今回シェアしたいなと思ったのは、聞き終えたときは一種の感動を覚えたからなんです。​


最澄と空海に関するテーマだったのですが、最澄と空海を理解するためにはその周辺の仏教の歴史と哲学体系を理解しておく必要があるということで、話は仏陀が始めたところに遡るところから始まり、中国での発展を経て、日本に入ってきて、最澄・空海へと繋がるという一連の流れが4時間超という時間をかけて丁寧に説明されていました。​

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そして今回のお話で一番印象に残ったのは、メインストーリーではなく、エンディングでの振り返りでの深井さんの言葉でした。​
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仏陀が始めた「哲学体系」である仏教はいろんな形にアップデートされて今日に至っているわけですが、鎌倉仏教で生まれた「念仏唱えればOK」みたいなのは、「アップデートというより劣化しているのではないかと思っていた」と深井さんは仰っていたのですが、私も同じように思っていました。最近の風潮でもある一種のお気楽思考といいますか。​


でも深井さんは今回いろいろ勉強して「そうじゃなかった」と。​
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仏教は宗教というより、むしろゴリゴリとひたすらロジックを積み重ねてきている哲学体系。そして思いとしてあるのは、そのときどきの人々を苦しみから救うという衆生救済です。​
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それぞれの時代において、苦しんでいる人たちをみてどうすれば衆生救済できるかを考え、そのためにロジックを積み重ねていった結果、「念仏を唱える」に辿りついているわけですね。そのコンテクストに思いを馳せないといけない。当たり前ですが、決して「楽しようぜ」なんて浅はかな考えではないんですよね。​

そう考えると、当時の僧侶たちの思いを想像し、ちょっと胸が熱くなってきました。​
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そして深井さんは、そういう仏教の歴史を考えると、今の時代にあった衆生救済の形へとアップデートしてもいいのではないかと仰っていました。今の時代の人々の苦しみは鎌倉時代の浄土宗や浄土真宗が生まれたときの苦しみとは大きく異なっていますので、現代を生きる人々の苦しみに答える形でロジックを積み重ねてアップデートするということですね。「鎌倉新仏教」ができたように、「令和新仏教」ができてもいいのではないかと。​


そういう点では、仏教ではないですがアドラー心理学が今この時代に受け入れ始められているのも、今の時代の「衆生救済」の1つの形と言えるのかもしれません。​


そして私がライフシフト塾で取り組んでいることも、ちょっと大げさにいうならば、ほんとに小さなことではありますが「いい顔した大人を増やしたい」という衆生救済の想いに基づく活動と言えなくもありません。​


そう考えると、自分もこれまで千年以上続いてきた衆生救済の小さな小さなバトンを受け継いた1人として、最澄のいう「一隅を照らす」活動をしていると言えなくもないかも?と思ったり。​

そんな過去からの大きな流れと繋がる感覚が得られて、ちょっと感動したわけでございます。​


この衆生救済という視点、広く捉えると今を生きるいろんな方が、ビジネスやボランティア、家庭やコミュニティなどの活動を通じて実現されていると思います。そんな小さな「衆生救済」の和、「一隅を照らす」の和を広げていきたいですよね。​


と話が終わるにも関わらず最澄と空海の話は全然していませんが(笑)、それはそれで非常に面白かったので、関心のある方は是非コテンラジオをご視聴いただければと思います。また、コテンラジオの過去回、「唯識」について説明されている三蔵法師・玄奘の回もあわせて聞かれると理解が深まりますのでそちらの視聴もオススメです。​

ということで、今回は生産性資産(知識)の教養編として、仏教に関して印象に残ったお話でございました。​


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【コテンラジオ】最澄と空海​

【コテンラジオ】三蔵法師・玄奘​





今日も読んでいただきありがとうございます。​

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