「ジャムの研究」による仮想通貨売買の影響
みなさん「ジャムの研究」はご存知ですか?
ジャムおじさんではないです。
ジャムの研究とは↓
ジャムを買いに街へ出かけたとします。
ジャムのお店は2店舗あり、品揃えは以下の通りです。
A店:6種類のジャム
B店:24種類のジャム
さてどちらのお店が売り上げが多かったでしょうか?
普通に考えると品揃えが豊富なB店ですが、購入率はA店の方が上でした。
なぜでしょう?
これは心理学でいう「決定疲れ」が働いているからです。
決定疲れとは、人間の意志力というのは筋肉と同じようなもので、ある程度限界があります。
人間は多くの選択をすることによって、意思決定を起こす前頭葉が疲れてしまい、上手く決定ができなくなるのです。
**これが決定疲れです。 **
つまりジャムの種類が多く、選択に迷っていると前頭葉が疲れてきて「もういいや。いらない」となるのです。
B店の場合、10分ほど迷った挙句、何も買わずに帰ったお客さんが多かったようです。
最悪の場合、買うつもりのなかったものを気づいたら買っていたというケースもあります。
豊富な種類を消費者は求めますが、実は選択が限られているほうが幸せな選択ができるのかもしれません。
現在、仮想通貨は数千種類もあり、ICOに至っては1200種類以上があるといわれています。
これを1つずつ調べていくのはかなりの根気がいりますし、そんな勇者はいません笑
仮想通貨において自分が決定疲れにならないためにどうすればいいのか考えていきましょう。
まず考えるべきことは「仮想通貨で自分が何をしたいのか」という目的です。
お金儲けをしたい。
ブロックチェーン技術がおもしろそう。
マネーゲームをしたい。
通貨として持っておきたい。
いろんな考えがあると思います。
例えば「短期でお金儲けをしたい」。
それなら「ビットコイン投資はやめて草コインで一発当ててみよう」となるかもしれません。
こうなった場合「草コインを買う」という選択肢ができます。
その草コインの中でもちょっと人気のあるNANJコインにするのか、誰も買ってないような1サトシのコインにするのか迷いますよね?
この迷った時点で決定疲れが起こっています。
決定疲れが起こった時点でいらないものを買ってしまう確率が増えてしまいます。
僕なら1サトシのコインを買います。
理由は僕のTwitterを見てもらえればわかると思います笑
つまり仮想通貨を買うときに決定疲れを起こさないためには、
「短期でお金儲けをしたい」
↓
「1サトシの草コインを買う」
というバイアスをかけてしまえばいいのです。
例えば僕のバイアスであれば、
「ボーナスが入った」
↓
「本命のADAコインを買う」
というバイアスです。
迷いがなく決定疲れもありません。
もしチャートを気にして迷ってしまったら、ボーナスをわけのわからないコインに使っていたかもしれません。
つまり目的に合わせて仮想通貨を買いましょう。
目的がなければ、まずは作りましょう。
この決定疲れを起こさないために、日頃からバイアスを作っておくのがいいかもしれません。
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Twitter:仮想通貨芸人マサキ
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参考文献:
「選択の科学」
シーナ・アイエンガー
「WILL POWER 意志力の科学」
ロイ・バウマイスター