痩せ馬のように頑張る優等生な日本人
中国戦線帰りの二宮さんという人から、こんな体験談を聞いたことがあります。
「自分の隊に中学の体操教師だという元気な兵隊がいた。
行軍中に上官が、誰か水を汲んで来る者いないか、というと彼はすぐに手を上げて汲みに行ったり、伝令や偵察も率先してやっていた。
だから彼は隊長のお気に入りの優等生だった。
でも私は広い大陸での長期戦だと思っていたから、いかにも疲れたようにあごを出して行軍し体力を温存していたが、その張り切りボーイは間もなく大人しくなって、そのうち姿が見えなくなってしまった。」
戦後の日本は、この優等生の兵隊のように、国際貢献には進んで手を上げてきました。(罪の意識も押し付けられていたのでしょう)
国際会議でも「口は出さぬが金は出す」という方針だったので、隊長であるアメリカの大のお気に入りの同盟国であり続けてきました。
今度の戦争でもバイデン米大統領に協力して、日本はウクライナ可愛想一色で、政府は早速何億ドルかの支援を発表しています。
林外相のウクライナ訪問の帰りには親切にも難民を連れて帰り、日本政府は住居を提供し、月に大人一人16万、子供はその半分、食費として月に7万円……。
また、聞いた話では日本財団も世帯当たり百万円の一時金を払って厚遇したそうです。
でもそんな人道支援をするなら、まずは日本の貧困児童や母子家庭への人道支援が先でしょう。
そしてそんな日本人のウクライナびいきを見たロシアは反日国となり、中東や北アフリカの難民たちは、白人の難民ならば厚遇する日本を、恨みの目で見ていることでしょう。
優等生の日本は今、根拠のない脱炭素政策の先頭に立ち、自国の産業の衰退を早めています。
【今日の名言】
「痩せ馬の先走り」
痩せた馬は体重が軽いので出だしは良いが、体力がないのですぐにバテてしまうこと。
成功を急いで、その結果失敗すること。
人生は長丁場なのですから、先を見通して行動したいものですね。