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日本の宝、大和心 〜アインシュタインと本居宣長〜

世界の混迷は深まるばかりで、知識人たちも闘争では何も解決しないことにそろそろ気付き始めているのではないかと思いますが、知日家だったアインシュタインがこんな言葉を残しています。

「世界は幾度も戦争を繰り返してきたが、最後は闘争に疲れる時が来るだろう。……世界はアジアに始まってアジアに帰る。世界はアジアの高峰日本に立ち戻らねばならない」

だいぶ褒めすぎの言葉だと思いますが、日本人として真面目に受け取るべきだと思います。
その他のアインシュタインの名言として「人間の知識と技術だけで人類は幸福になれない。信仰のない科学は不完全だ」などがありますが、「理論が一段上に飛躍するときは理論では不可能で、直感や霊感といった感覚でなければ別の次元にいかない」というようなことも言っています。

アフガンではタリバンとISの喧嘩が続き、イラクでも米軍撤退後には似たような混乱が起きるでしょう。
同性愛者がいくら頑張っても子を産めないように、世界の一神教徒たちが「目には目を」などと一神教理論をいくらこね回しても生産性は皆無です。
そろそろ「異質なものを取り込まないと前に進まない」ということに気付くべきでしょう。

我こそ正義だ、ジハードだ、聖戦だ、自爆すれば天国に行ける、などと田分けを言っていないで、俳句や禅の勉強でも始めたら良いと思います。
特に「公案」は禅の問題集なので発想転換の練習になるでしょう。

敷島のやまと心を人とはば朝日に匂う山ざくら花 
本居宣長

春の朝の日ざしの中に咲き映える桜。
この理屈ぬきの美しさ、ありのままの姿を、ありのままの直感で見る心が「やまと心」だと賢人は詠んでいます。

【今日の名言】
眼に見えぬ神に向かひて恥ぢざれば 人の心の誠なりけり(明治天皇)

もうひとつ。

すきっ腹の耳に説教通らず。(ドイツことわざ)


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田附正甫 from ブラジル「地球の裏側から見た日本」
お読みになって頂きありがとうございます。宜しくお願い申し上げます。