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2024年上半期映画10選

テレビドラマ10選はこちら

映画の鑑賞数は54本でした。

ちなみに

  • 哀れなるものたち

  • オッペンハイマー

の2本は昨年観て年間ベスト10に入れているので今回は対象外となっています。

では、上半期ベスト10(順不同)

違う惑星の変な恋人

正直なところ有名で安牌な作品が多くなってしまった上半期10選だが、これは掘り出し物だった。
(まぁ去年の東京国際映画祭で上映されてるから映画好きにはとっくに見つかってるんだけどw)

今泉力哉作品(『街の上で』とか)を彷彿とさせるような「好き」の矢印が交差してクスクス笑える恋愛群像会話劇。
素晴らしいコメディ映画でした。

柱谷、井原、ロベルト・バッジョと連鎖していく90年代サッカー小ネタも楽しいw

梟 -フクロウ-

夜明けのすべて

瀬尾まいこの同名小説を三宅唱監督が実写映画化

原作が文章の行間で表現していた細やかな心情の機微を部屋にいる・いないという同空間性を使って映画的に、しかし淡々と演出する手腕に脱帽。
題材・テーマに対する演出アプローチが非常に誠実。
原作には無いプラネタリウムの脚色も良かった。

デューン 砂の惑星 PART2

グランドシネマサンシャイン池袋のIMAXレーザーGT先行上映で鑑賞
(上映中スマホ操作事件が起きたあの回)

ずっと序盤だった前作から一転してずっとクライマックスw
活劇になったことで編集のテンポも上がって個人的には今作の方が好み。
(PART1は編集のテンポがゆったりで個人的な好みとはやや合わなかった)
もちろんIMAXフル画角で縦に広がる映像美は引き続き一級品。

悪は存在しない

ミッシング

マッドマックス:フュリオサ

『怒りのデス・ロード』の方が良かったという声も結構ある?みたいですが、個人的には今作も好きでした。
冒頭からフルスロットルだった前作に比べると物語のセットアップでタメを作る構成が賛否分かれてるのだろうか?

中盤のカーチェイスで「うん、もうチケット代の元は取れたから仮にここからずっとつまんなくても許せるわ」ぐらい大満足w
荒々しい映像のはずなのにカメラワークと画面設計がひたすらエレガントで美しい。
視点の横移動を中心に組み立てられていたところから縦の空間を使ったアクションに切り替わる一連のショットが本当に素晴らしかった。

違国日記

チャレンジャーズ

ルカ・グァダニーノの新作
(上映館数が少なめなのが寂しい)

もうアホみたいに面白いw
スポーツ選手の三角関係という使い古されてそうな題材でなぜこんなに面白い映画を撮れるのか。
序盤から音楽・劇伴がノリノリすぎてもはやトチ狂っているw
恋愛模様と呼応するかのように熱を帯びていくテニスの試合のカメラワークも最高。

ホールドオーバーズ 置いてけぼりのホリディ

あくまで10選でありランキング形式にはしていないのだけど、強いて順位を付けるなら洋画1位は『ホールドオーバーズ 置いてけぼりのホリディ』かなー
(邦画も含めた総合1位だと『悪は存在しない』の衝撃がやっぱり強かった)

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