プロテインを飲まないパーソナルトレーナー
トレーナーになってから一番よく聞かれる質問は
「プロテイン飲んだ方がいいですか?」
「トレーニングをしている」=「プロテインを飲んでいる」
というイメージをお持ちの方も少なくないでしょう。
僕は、飲んでも飲まなくてもどちらでもいいと思っています。
広告や先入観から構成された、プロテインというものに対する
私なりの視点での意見を、お話ししていきます。
そもそもプロテインとは何なのか?
「プロテイン」とは、直訳すると「タンパク質」という栄養素を指します。
しかし、今回の話の中で「プロテイン」というものは、
「プロテインパウダー、を溶かしたシェイクドリンク」(以降:プロテインドリンク)というものを言い
よくトレーニングをしている人がシャカシャカして飲んでいるドリンクのことです。
そのトレーニングをしている人、通称トレーニーと呼ばれる人たちの
ドレスコードとも言えるプロテインドリンクは、飲む必要があるのか?
プロテインドリンクを飲まないパーソナルトレーナーの私が、
フラットな立場から、皆さんのプロテインクエッションを解決する少しの材料になればいいと思っています。
なぜプロテインドリンクを飲む方が多いのか?
この疑問は一種のプロテインドリンク真理教的な方達がいて、
プロテインドリンクの効果よりも「プロテインを飲まなきゃいけない」という
事実上プロテンドリンクによる身体に与える効果よりも、
飲まなきゃいけないという心理的な効果からプロテインドリンクを飲んでいる方も多くいるのではないかというのが、私の半分冗談まじりの考えです。
冗談はさておき、本来のプロテインドリンクを飲む一般的な動機は、
1日の食事からは摂取できない「プロテイン」いわゆる「タンパク質」を摂取するというサプリメントとしての効果がプロテインドリンクを飲む方が多い1番の理由だと私は認識しています。
近年、私たち日本人の食事における、タンパク質量が不足がしているという理由から、プロテインドリンクでタンパク質を補助的に補給する方が増加しています。
どうしてもタンパク質が食事から補給することが難しいという方が、
プロテインドリンクによって、栄養を補給することは私も賛成です。
しかし、先に述べた
「プロテインドリンクを飲む」ということが目的になることに関しては、
少し疑問を抱いています。
なぜパーソナルトレーナーなのにプロテインを飲まないのか?
プロテインドリンクを飲むと、トレーニングをして、プロテインドリンクを飲んだという行為からある程度の満足感と、自己肯定感を得られることは確かです。
仕事終わりにトレーニングに行き、その後にプロテインドリンクを飲む。
明くる日、朝から朝食代わりにプロテインドリンクを飲み、
お昼ご飯と共にプロテインドリンクを飲む。
もはやプロテインドリンクを飲むために1日の生活を送っている、
プロテインドリンクのための1日に感じます。
このような、プロテインドリンクを飲みまくる1日は私は勘弁です。
その理由はの根幹には、食事を楽しみたいというシンプルな考えがあります。
プロテインをドリンクとして摂るよりも、お肉を焼いて、卵を焼いて
美味しく食べる方が私は好みです。
プロテインをプロテインドリンク以外から得る食事
プロテインパウダーと水をシェイクして飲む食事。
僕は、少し楽しさにかけると思います。
実際プロテインドリンクを飲まなくても、食事でプロテインを摂取することは可能です。
お肉、卵、納豆、魚、豆腐 etc…
タンパク質を多く含む食品は
数多く存在します。
そんな食品たちを差し置いて、
プロテインドリンクを飲みたいという方は止めません。
今回の文章を読み、
「みんな飲んでいるしプロテインも大事だから飲まなきゃ」という
衝動に駆られ、リアルフードのプロテインを多く食品を無視してまで
シェイカーを握る方に、一回考えていただきたいと思います。