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自分の声を好きになる方法

※この記事は音声プラットフォームVoicyで配信した内容を元に文章化しています。是非、Voicyの小松番組のフォローをよろしくお願いいたします!!

皆さん、自分の声は好きでしょうか?実は、9割以上の人が自分の声を嫌いだと感じているそうです。私も作曲家として、また大学教員として日々人前で話す機会が多いのですが、自分の声には長年違和感がありました。しかし、ある方法を実践することで、少しずつ自分の声を受け入れられるようになりました。今日は、その体験をもとに、自分の声を好きになる方法をお伝えしたいと思います。


自分の声を客観的に聞く

皆さんは自分の声を録音して聞いたことがありますか?多くの人が経験があると思いますが、録音された自分の声を聞くと「こんな声だったかな?」と違和感を覚えるものです。これには音響心理学的な理由があります。

私たちが普段聞いている自分の声は、骨伝導によって耳に届いています。一方、録音された声は空気伝導音で、普段聞いているものより高く軽い音に聞こえます。このギャップが違和感を生み、嫌悪感につながるのです。

では、どうすれば自分の声を好きになれるのでしょうか?答えは意外にシンプルです。自分の声を録音して、何度も聞き直すのです。1回や2回では足りません。10回、30回、場合によっては100回ほど聞くことで、徐々に自分の声に慣れていきます。

私も日々の音声配信を聞き直し、改善点を見つけるようにしています。時には「ここはいい響きだな」と感じることもあります。このように、嫌な部分の中にも良い部分を見つけ、それを増やしていくことで、自分の声への印象が変わっていくのです。

声を磨くテクニック

声を良くするためには、いくつかのテクニックがあります。まず、喉のケアが重要です。十分な水分補給を心がけましょう。私は授業中やライブの時も必ず水筒を持参し、こまめに水分を取るようにしています。これにより、発声時の潤いが保たれ、より良い状態で話すことができます。

次に、呼吸法です。発声の基本は息づかいにあります。特に腹式呼吸を意識し、長く息を吸ったり吐いたりする練習をすると、声にメリハリが出てきます。私は毎日朝晩、ベランダで「ロングブレス」という呼吸法を実践しています。3秒で吸って7秒で吐く、というのを10回から20回ほど繰り返すのです。

これらの練習により、人前で話す際の息切れを防ぎ、持続的に良い声で話し続けることができるようになります。プロの声優やナレーターも、こうした練習を日々行っているそうです。

心理的アプローチ

声を良くするには、心理的なアプローチも大切です。自己肯定感が低いと、自分の声を否定的に捉えがちです。これを改善するには、他人からのポジティブなフィードバックが効果的です。

最初は「いいところをピックアップして言ってください」と頼むのもいいでしょう。また、毎日何らかの形で人前で話す機会を作ることも大切です。例えば、新聞や本で印象に残ったフレーズを音読するのも良い練習になります。

音読は声を鍛えるだけでなく、内容の定着にも効果があります。目で読むよりも、声に出して読むことで、より深く記憶に残りやすくなるのです。

日々の積み重ねが大切

自分の声を好きになるには、地道な努力の積み重ねが必要です。まずは自分の声を録音して聞くことから始め、声を出しやすくする整え方を身につけていきましょう。そして、自己肯定感を高めるようなフィードバックを得ながら、日々話す機会を増やしていくのです。

私自身、各種プラットフォームで音声配信を3年以上続けていますが、まだまだ改善の余地があると感じています。皆さんも、一つずつ努力を重ねていけば、必ず自分の声に自信が持てるようになるはずです。

さあ、今日から自分の声と向き合ってみませんか?きっと新しい自分との出会いがあるはずです。

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