マガジンのカバー画像

農業複業化プロジェクトマガジン

23
長野県佐久市内山地区で、休耕地や耕作放棄地を農地として再生させ、生きる基本である「食」に少し真剣に向き合い、自ら作れるようになることを目的に活動しています。 米作りを基本に、生活…
運営しているクリエイター

2022年5月の記事一覧

そして、草原は田んぼになった

「最近、田んぼやっているらしいね」って言われることが増えてきました。そう、昨年から休耕地を田んぼにするプロジェクトに参加しています。こんなプロジェクトです(今年度の募集は終了しました)↓ なぜ、参加したのか?については、こんな記事を書きました↓ で、今年は一反(300坪)増やしましょうということになり、地元で有機農業を営む傍ら、稲作を教えてくれるイソップさんが、近隣の田んぼを借りてくれたんです。 そして、今年の稲作プロジェクト初日がやってきました!昨年も畔づくりからやり

Farm to Health

1.健康維持って難しい・・・ 2.農ライフは太る? 3.農作業は究極のエクササイズだった 4.身体の健康と里山の景観 1.健康維持って難しい・・・ さかもっち、52歳です。学生時代、中学で陸上部、高校でラグビー部、大学でアイスホッケー部という、典型的な体育会系でした。 典型的な体育会系が社会に出て陥る罠。それは、学生時代の思い出を引きずったまま、俺は絶対太らない!と根拠のない自信を持ち続け、暴飲暴食の果てに気づいたら元に戻れない姿になってしまう・・・ はい。その通りにな

なぜ、開墾するのか。

米作りを基本に「生きるチカラ」に向き合う「農業複業化プロジェクト」 今期は2年目。新たにプログラマーであったり、旅館経営者であったり、新聞記者であったり、リモートワーカーであったり様々な特技をもつ6名のメンバーが加わってくれてのスタートです。 メンバーが増える、ということもあり田んぼを拡張することにしました。 そして、借りた土地がこちら。 昨年再生した田んぼのすぐそばの敷地で、1反(10a)をちょっと割るくらいの面積です。 農林水産省によれば令和2年度のお米10aあたりの

畔塗、春耕、荒代掻き~田植えの準備~

3月にのぎとりをして、種子選別をして、籾まきをして。 3月~4月はまだまだ氷点下になる日もある佐久地域。 時にはストーブたいたりして見守ってきた苗がしっかり育ってきました。(講師の磯村さんのハウスで育苗してもらっています。様子を適宜UPしてくれるのですが、これは本当に気も使うし大変な作業です) そして気づけばもう5月。 今月末はいよいよ田植えです。 さて、田植えをするまでにやることが「畔塗り」と「春耕」と「代掻き」です。今回は、その様子をご紹介します。 ◆畔塗り(あぜぬ

はじめさんからイソップさんへ~農業複業化プロジェクトに繋がる系譜

今回は少しパーソナルな話も織り交ぜつつ、時空を超えた農業複業化プロジェクトに至るまでの軌跡を追います。 二拠点農ライフの宿泊事情 「はじめさんの家」に泊まる はじめさんの取材記事を発見! はじめさんがいて、イソップさんが在る 内山で農を営むということ 1.二拠点農ライフの宿泊事情二十四節気の「穀雨」を過ぎ、今年も足繁く内山に通う季節がやってきました。田んぼ作業のときはだいたい1~3泊しています。昨年は佐久・小諸地域で、将来の移住を見据え、定宿は押さえつつ、なるべく