みんな胸椎と肋骨がガチガチな話
こんにちは。
整体師/トレーナーのマサです。
今回は背骨と肋骨の話です!
腰が痛いという人が多いですよね。
それは背骨の上方の胸椎が固まり、
下方の腰椎が動き過ぎているからかもしれません。
背骨は、上から頸椎、胸椎、腰椎、その下に仙骨、尾骨と積み木のように重なっています。
そして、胸椎を上部、中部、下部と分けた時に、
上部と中部は背骨から体の前面に向かって肋骨と胸骨という骨で輪っかを作るようにつながっています。
胸椎下部は浮遊肋と言って胸骨にはつながらず中に浮いたよになっています。
腰椎は肋骨などには付着していません。
なので、
胸椎上部中部は動かしづらく、
胸椎下部、腰椎は動かしやすい構造となっています。
本来腰椎は体幹部を安定させるスタビリティー関節。
胸椎が動きを作るモビリティー関節です。
多くの人は、胸椎が動かないことにより腰椎を代償として動かしてしまう癖が自然とついています。
例えば、ゴルフのスイング動作時に胸椎が動かず腰椎で回旋をした場合などです。
それにより動き過ぎた腰椎に負担がかかり痛みや障害を引き起こすわけです。
その他胸椎が動かなくなる原因として、
デスクワークやスマホの利用により猫背の姿勢が続き上部中部胸椎および肋骨を固めるようなシーンが非常に多くなっていることも言えます。
人間には脊柱の生理的湾曲というものがあり、
頸椎が前方に湾曲し(前弯)
胸椎は後弯
腰椎は前弯
仙骨は後弯
このような湾曲を取ることにように進化していったことで
二足歩行で生きている人間の身体に対応していったのです。
このことからも胸椎は後弯しやすいことがわかります。
しかし多くの人が圧倒的に胸椎が後弯(後ろに飛び出す)し過ぎています。
腰椎が後ろに寄り掛かるようにして立っており、
あえてこういう表現をしますが、胸椎が地面に対して真っ直ぐ立てていないのです。
人間の全身で例えると、立位時では前後左右あらゆる方向へ動けますが、
ソファーに寄り掛かっている場合動きが制限されることは想像できますよね。
そんなことが上部中部の胸椎および肋骨で起きています。
では上部中部の胸椎や肋骨の動きが悪くなるどうなるのか。
・腰痛
・呼吸が浅くなる
・イライラしやすくなる
・肩や膝などあらゆる部分に負担が
・疲れやすい
・内臓への悪影響
・スポーツや日常のパフォーマンスの低下
・スポーツ障害のリスクの増加
あげればいくらでもという感じです。
なので上部中部の胸椎肋骨をロックしている筋肉や要因を取り除き、
それらを動かしていける運動神経を開発することが重要と言えます。
さて、ここまでで胸椎が動かなくなる原因や、
それによって腰椎に負担がかかってくること、
その他及ぼす悪影響についてお話ししてきました。
上部中部の胸椎および肋骨の重要性にまずは気づいていただけたら幸いです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。