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身体矯正ではなく、身体を育む。

こんにちは。
みなさん今日もお疲れ様です!
整体師/トレーナーのマサです。

今回は矯正という言葉について考えていきたいと思います!

よく骨盤矯正だとか、姿勢矯正だとか言いますよね。
私はこの矯正という言葉があまり好きではありません。

なぜなのだろうと考えてみると、、
矯正という言葉の意味は、
"欠点・悪習などを正常な状態に直すこと。"
です。
直すとは他動詞的言葉です。
また直すは、"直ぐに"-すぐに-とも読みますね。
これは改善すべき点を無理やり直しているように感じますし、
私には車や機械のようなものに関して使う言葉のように思えます。
何気なく使う言葉ですが、人体に対して使う言葉としては違和感を覚えてしまいます。

また、矯正という言葉を聞くとどうしても"強制"という言葉のイメージも同時に浮かんでしまいます。

長年培った姿勢は、例えば整体などで外から直そうとしてもそれだけでは、簡単には直りません。ましてや一度でなど。。
その場では改善するかもしれませんが真の意味では直りません。

人間は機械ではありません。
どんなに高価な機械よりもずっと精密で繊細な意思のある生命体です。
外からいくら機械を直すように身体を整えても中身は何も変わっていません。(何もは言い過ぎかも知れませんがあえてこういった表現をしています。)

長年培ってきた習慣や癖は直ぐには直せません。
こういったものほど直ぐに綻びが出ます。
ましてや、自身の脳を解していないものは特に。
例えば、野球のバッティングの間違ったフォームの癖がたった1時間ほど身体を触られただけで根本的に改善するでしょうか?

しかし自分の脳を介して長い時間をかけて育んだものほどなかなか揺らぎません。

私は姿勢は育むものだと思っています。

大事な我が子を育てるように毎日毎日少しずつ気にかけ労り整え、
身体にいい習慣を継続する。
そうすると少しずつ自分の脳内から変化し、
気づいた時には自然と姿勢がよくなり、身体も快適になっているでしょう。

姿勢は良くするのではなく、
いい習慣を継続していれば自然と良くなるのです。
人間の身体はそうやってできています。
"良くなる"とは自動詞的言葉ですね。

姿勢を直すではなく、姿勢が直る。
背筋を伸ばすではなく、背筋が伸びる。
呼吸を深くするではなく、呼吸が深くなる。

全ては良い習慣の結果として得られる効果です。

子供に例えてみましょう。

子供のすることに親が他動詞的な言葉や行動を起こし続けたらどうでしょうか?
勉強させる。
早く寝させる。
いい大学に行かせる。
落ち着かせる。
習い事をさせる。

こんな言葉で溢れていたら私だったらとても窮屈です。
これは子供をに強制しているし、矯正していると言えるのではないでしょうか?
自由に放置した方がいいということではありません。
やるべきことは、子供が自分で気づき行動できるように、時間をかけて導くことではないでしょうか。

もちろん子を育てる親としてさまざまな苦労があるでしょうし、
綺麗事だけでとはいかないでしょうが。

私は整体師の役割も同じだと感じています。
お客様の症状や姿勢を治す人ではなく、
根本的に直っていくための道案内人のように感じています。
身体の状態を見て今やるべき必要な施術を行うことはもちろん大事ですし、
お客様もそれを求めていらっしゃいます。
しかし同時に今の身体の状態(地図)を導き出し、改善方法(道案内)を伝えて、身体を育む考え方を伝えていくことも大事かと思います。

これはあくまでも私自身の考え方ですからね。

"身体を矯正する"よりも"身体を育む"の方が気持ちが良くありませんか。

私はこれからも自分の身体と向き合い育み続け、100歳になっても飛び跳ねるような元気なおじいちゃんになります。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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