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【出店レポート】文学フリマ香川1 〜宇野港編集室さんのブースにて

四国初開催となった「文学フリマ 香川1」が
2024年7月28日(日)に高松シンボルタワーにて開催されました。ご来場くださった皆様、ありがとうございます。
お礼とともに、当日の様子を少しだけご報告。

「文学フリマ」とは:
文学作品の展示即売会イベント。2002年に始まり、東京、大阪の他、地方都市でも開催されています。作り手自らが制作した本、ZINEなどが販売され、一般商業流通にのらない作品に出会えるのも魅力のイベントです。→詳細


開場からすごい賑わい

会場の高松シンボルタワー。高松駅から徒歩3分。快晴で朝から日差しの照りつける1日でした。

開場して30分ぐらい(11:30ごろ)の会場の様子。今回は出店ブースのお店番がお昼からだったためこの時間に会場入りしたのですが、とにかくお客さんがとても多かったです!(オープン前は、入り口前に行列もできていたそう。)
この時間帯は、お客さんの波に合わせて会場内をじわじわとゆっくり歩きながら進んでいく感じでした。(会場がややコンパクトだったのもあると思いますが)
自分の出店ブースが入り口から一番遠いエリアだったため、たどり着くのに少し時間がかかりました。初開催で楽しみにされていた方が多いのを感じます。

私の出店ブース 「宇野港編集室」

宇野港編集室の販売ブース。
リソグラフ印刷を使った味わい深い本などが並びます。
編集室のメンバーの皆さんのZINE作品といっしょに、私の本「休日、好日」を陳列してもらいました。

普段あまり人が多いところに行かないので、会場の熱気に圧倒されつつ、自分の販売ブースに到着。
今回は岡山県のコワーキングスペース・ZINEスタジオ「宇野港編集室さんの出店ブースに、委託販売というかたちでご一緒させていただきました。

宇野港編集室さんとは、2024年2月に開催された「おかやまZINEスタジアム」というZINE即売会のイベントで出店されていたときに知り合いになりました。今回は有難いことに、その素敵なブースに寄せていただくことに。
商品の陳列は、編集室の皆さんが事前にシミュレーションしてくださっていたのでとても美しく。大小さまざまな判型の本が魅力的に並べられており感動しました。

今回販売した本

私が今回販売した本はこちら。
「休日、好日 Good days in Kagawa, Setouchi」(2023年)
瀬戸内・香川の休日をテーマに日常風景を描いたイラストブックです。

表紙はさぬきうどん。セルフ店のおでんや湯切りコーナーが並ぶ店内の様子を描いています。
意外と県外からのお客様も多く、「うどん屋さんにおでんがあるんですね!?」とリアクションしてくださる方もいて楽しかったです。

2023年11月に制作した本。今回ようやく、香川県のイベントで販売することができました。(香川県のイベント出店は初!)表紙のうどん絵に反応してくださる方が多くて嬉しかったです。SNS告知を見て来ました、と購入してくださる方も。ありがとうございます。

イベント会場では、久しぶりにお会いできた方や、初めましての方。色んな方とお話しすることができました。

文学フリマ香川で買った本

お店番の時間以外は、会場内を散策。お買い物を楽しみました。作り手の方と直接お話しながら購入できるのが文学フリマの醍醐味です。

「宇野港編集室をつくる」vol.1、vol.2 橋本誠
「よりみち芸術祭」vol.1、vol.2 橋本誠

宇野港編集室 代表・編集者の橋本誠さんのZINE。
「宇野港編集室をつくる」では、編集室ができるまでの契約手続きや、リソ印刷機を入れたこと、ご近所さんへのご挨拶、メンバーが集まるまでなどが綴ってあります。今回イベントでご一緒させていただいて、編集室の皆さんの息の合った感じが心地よく。その流れを感じる読み物です。

宇野港編集室のメンバーの本。
「日記研究日記」國井弥卯
会場でタイトルに心掴まれる方多数。私もその一人。トレーシングペーパーの装丁も綺麗です。

「color field」とつゆう
心地よいドローイングとブン、写真が交差する一冊。手におさまるサイズの本で、作り手と距離が近い感じがして素敵だなと思いました。

「せとうち暮らし」
2012年のバックナンバーを購入。ポストカードは「めおん」が2艇並んだ珍しい写真。

「自分思い上がってました日記」北尾修一
「調子悪くて当たり前日記」北尾修一
百万年書房さんにて。ずっと人気でお客さんの絶えないブースでした。著者ご本人様からラスト1冊を直接購入、という香川県で貴重な体験。


「高知の歩き方」
気になっていた高知本。四国にまつわる生活目線の本が多いのも文学フリマならではでした。

「ルポ ゲーム条例 なぜゲームが狙われるのか」
記者の山下洋平さんから直接購入。やっとお会いすることができました!

「わたしの推し本屋」
BOOK遍路をつくる会の本。四国にはまだまだ気になる本屋さんがたくさんあります。

「野鳥はチョコレートパフェのゆめをみる、というゆめをみる」
徳島の歌人・詩人 ミスミアヤカさんの本。ご本人ともお会いできて、お話でき嬉しかったです。

表紙のイラスト・デザインを担当させていただきました。

「うどん県の歩き方 〜これから香川県を訪れる人に読んでほしい10の物語」桑島明大
香川県出身の小説家 桑島明大さんの新作。ご縁があり、表紙のイラストとデザインを担当させていただきました。桑島さんは私の出店ブースの斜め向かいで販売されていたのですが、お昼頃には完売。すごい勢いで売れておりました。たくさんのお客さんがこの本を楽しみにされていたんだろうな、という雰囲気が伝わってきます。会場では、本とクリアファイルを持って文学フリマを楽しまれている方がたくさん。こちらまで嬉しくなる光景でした。
Amazonでは引き続き販売されていますので、ぜひご覧ください。


今回の文学フリマでは、香川、四国、さぬきうどん、島暮らし、など
香川県や瀬戸内ならではのテーマの本
が多く見られたのも印象的でした。来年(2025年)は8月開催が決定しているようです。香川県も、こういった作り手が積極的に参加できるイベントがどんどん増えると嬉しいなと思います。
購入した本はこれからゆっくり読みます。楽しみ!

今回 文学フリマ香川で販売した私のイラストブックは通販でもご購入いただけます。しばらくイベント出店の予定がないため、オンラインショップは出来る限りオープンしておきたいと思います。(一人で梱包作業をしているため、発送にお時間をいただいたり、仕事で多忙な時期はクローズにしてしまうかもしれません。ご了承ください🙇)

来場者数は1,224人だったそうです!


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