潰瘍性大腸炎からの大腸全摘日記 ② 「術後、強烈な脱水症状に苦しむ」
そんなわけで、超ポジティブな気持ちで手術に臨んだわけですが…「完全に舐めてた」と言わざるを得なかった。まさか、ここまでしんどいとは。。。
正直、痛みは想像してた程ではなかったけど、吐き気が全然治らず、点滴で吐き気止めを入れてもらうも劇的には改善しないで耐えるしかない状態。結局、術後丸2日くらい、冗談抜きで24時間吐き気と闘ってた。原因は脱水症状で、水分を吸収する大腸を取るとなりがちらしく、対処法は点滴での水分補給、あとは「1日に2リットルくらいは水を飲んで下さい!」って「気分悪くて苦しんでるのに飲めるか!」っていうことを何度となく言われた。吐き気が酷いことも当然あるけど、水飲むだけで腸内の皆さまが騒ぎ出すので、出掛ける日は飲まず食わずで乗り切る生活を数年続けてたので、そんないっぱい水を飲めない、ということもあった。僕の場合。
手術当日は病室に戻れずHCUとかいう部屋で過ごしてたみたいだけど、気分が悪過ぎて目を開けることも出来ず、どんな所にいたのか?もサッパリ分からず。時間の経過も全く分からなかったし。
術後3日目だったか、ちょっとマシになった?と思ってた起き上がった時に、全身汗だくになって、目の前が真っ白に。記憶してるだけで2回、そういう症状に見舞われたけど、お見立ては「間違いなく脱水症状なので、点滴で水を入れつつ、可能な限り水を飲むように」と。
その後も点滴が止まる度に吐き気に見舞われてナース・コールしないといけないし、何なら点滴が続いてる間でも吐き気止めをお願いしないといけないような状況が続いてた。そんなひたすらな点滴で改善したのか、身体が徐々に対応して行ったのかは未知数ながら、術後2週間経って点滴が外れた後は酷い脱水症状に見舞われることはなくなった。
「早い人、元気な人は10日から2週間で退院して行く」って聞いてて、お話伺った二人の全摘パイセンも「2週間くらいで出て来た」と仰ってたけど、僕は退院まで3週間掛かった。今、思い返せば、この脱水症状がなければ、あと1週間くらい早く退院出来てたのかも?とは思う。この辺は「個人差」「人による」(←これ、何回聞いたか分からない)みたいで、実際、同室だった他の方が脱水症状で苦しまれてるようなことはなかったっぽいので、実際、「個人差」「人による」みたい。