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肩に痛みがある初歩的なエクササイズから代表的な投球障害肩予防トレーニング

投手の回旋筋腱板のはたらき2.0では、投球動作における肩関節外旋、内旋筋について話しました。特に投球障害肩予防の観点から小円筋を活性させるようなトレーニングが大切になることを話しました。一方で、肩の痛みは肩甲骨運動異常に関係あることを話しました。今回は、肩に痛みがある選手の初歩的なエクササイズをエビデンスで追っています。
肩に痛みがある場合、まず棘下筋の活性から始めます。次いで前鋸筋をオープンキネティックチェーンエクササイズで活性させます。そして他動で肩関節屈曲を行い、広背筋をストレッチします。痛みなしに肩関節90°まで腕を上げることができれば肩甲面の肩関節外転エクササイズ(Scaption)を行います。


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